かぶれの世界(新)

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桃田ショック

2021-07-31 10:59:52 | スポーツ
バドミントンが趣味の私にとって東京五輪の桃田の予選敗退はショックだった。試合の途中でヘアピンのミスやスマッシュのレシーブ失敗が続き、自信を失って行く姿が画面から受け取れた。彼のコンピューターが壊れたかのように、プランBが出てこず同じパターンで失点し打ちのめされた。

バドミントンのファンなら想像もしなかった負け方だった。しかも相手は韓国の格下の選手で、誰もが桃田が苦戦することさえ予想しなかったと思う。勝った韓国選手には申し訳ないが、今朝がたの決勝トーナメントで無名の南米選手にあっさり負けた。その程度の選手だった。

我々ファンにとっては桃田は絶対王者だったが、関係者にとってもショックだったはずだ。大会前少なくとも日本の報道ではバドミントンは最も有力なメダル候補だったと思う。だが、世界ランク上位の女子単複や男子複も次々と決勝トーナメントで敗退し、ミックスの銅メダル1個で終わった。

素人ファンの私から敗因を探ると、ゲームが長引けば日本有利という神話に頼った作戦は通用しなかった。多分、コロナ前までは通用した神話だった。実際には勝った海外の選手も十分スタミナはあった。しかも、精神的なスタミナでは日本人選手を上回っていたかもしれない。韓国や中国の気合を入れる叫び声はホントにうるさかった。

スタミナが対等だとなると、日本人選手のスマッシュの威力が意外に強くないと中継を見てて感じた。ロブを上げてクロスショットを打たれレシーブ出来ないというパターンで失点するシーンを何度も見た。こんなはずではない、しかしどう対応すればいいか分からないという表情が伺えた。

日本人選手が活躍した種目では五輪の1年延期がプラスに作用したという説をよく聞くが、バドミントンではマイナスに作用したと思う。バドミントンはコロナ以前から日本選手が世界大会で好成績を上げ、各国は日本打倒の的だった一方で日本選手は自らの調整に努める内向きの姿勢になっていたというNHKに出演した山本氏の分析がポイントをついていると感じる。

最後に今回は十代の若い選手の活躍が新鮮で目立つ。スケボーなど新種目や世代交代した男子体操等だ。バドミントン選手は以前から世界上位にランクされ研究の的になっていた。全く違う世界だが、お笑い第X世代とか女子ゴルフの黄金世代とか新世代が入っていれば結果は違ったかもしれない。

こんなところが70代半ばのバドミントンファンが、いつもの天邪鬼な私とは違う意外に真面目な日本バドミントン敗戦の分析です。選手はよく頑張ったのは間違いない。今回の結果を生かして選手として指導者として次の機会で結果を出して欲しい。まずは協会の分析を見てみたい。ご苦労様。■
コメント
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