かぶれの世界(新)

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孫と大岳馬頭刈縦走(エピローグ)

2021-04-03 13:28:30 | スポーツ
青梅を過ぎ奥多摩行き電車に乗り換え、車窓から見た多摩川渓谷沿いの景色は懐かしかった。南武線沿いも青梅線沿いも変わらず桜は満開だった。駅周辺の桜の花が舞散る景色も美しく、又、山腹の桜の木の周りが白く霞んで見えるのも風情があった。でも、いざ歩き出すと足がボロボロになった。

縦走後の足腿の筋肉痛は昨日まで酷かった。高尾山・陣馬山の縦走往復30kmでも大丈夫なのに、今回は18kmでもごつごつした岩道の急坂が足に負荷をかけた。それでも昨日痛みを我慢して散歩に出かけ1万歩歩き、三日目の今日は痛みがほぼなくなった。体重が1.5キロ減って嬉しかったが、二日目には1キロ取り戻し、今日は以前と変わらなくなってがっかりした。

最初は楽勝の初心者コースを提案した積りだったのに、ヨレヨレになって帰り体力の衰えを突きつけられた。だが、息子はもっと酷い膝の痛みを被った様だった。特に下りが厳しかったという。嫁さんによると翌日足を引きずって歩いてたが、昨日は痛めた膝と反対の足に痛みが移ったらしい。

子供達は翌日から公園で1日中遊び回っていたというから凄い。下の子は小1だが岩場を飛び跳ねるように歩いた。私が苦労した段差の大きい岩でも軽々と足が届いた。私は同じ岩に足が上がらず、バネが無くなった様にぎこちなく歩いた。バランス感覚も劣化して絶壁の岩場で倒れそうになり何度かヒヤッとした。バネが無くなったのはこの1年バドミントンをやれなくなったからと思った。

馬頭刈尾根はかつての尾根の東側が植林されたヒノキか杉、西側がブナの木のところがあった。実家の裏山は殆どがヒノキだが、気の大きさを見ると多分同じ30年余り前に全国で植林されたもののようだ。息子は孫達に当時の事情や損得を丁寧に説明していたが、ちょっと難しいと思った。

行き帰りの電車内やバス・ケーブルカーの乗客は予想外に多く、大岳山頂上も以前の記憶と変わらず多かった。一方、馬頭刈尾根では若いロッククライマー以外誰にも出会わなかった。東海自然歩道の一部なのだが、平日の老人ハイカーにとって険しい尾根歩きを敬遠するからだと実感した。

下山して集落(軍道)に下りた時、バス停辺りの集落に全く人影が無く不思議な思いをした。四国の実家のある集落と同じ少子高齢化のせいだと思った。バス停3つ分を歩いて表通りに出ると、通り過ぎる車は多いのだが地元の人は見かけず寂しさは拭えなかった。計画より大幅に遅れて暗い十里木からバスに乗り五日市駅の灯りをみるとホッとした。■
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