介護施設の母親と空き家になった実家を見守る為に定期的に帰郷する義弟と、内子町の馴染みの喫茶店に行った。久し振りにマスターや女店員と世間話をして気分転換になった。最近ローカルテレビのインタビューを受け80過ぎて運転免許を取る答えるマスターをからかったりして話は尽きなかった。
窓越しに路地を通る人の数が明らかに増えた。服装は明らかに観光客っぽく、ガイドに誘導される団体客も通った。通りを歩く人が増えればそれに比例してお金を落としていく、コロナ感染とGoToキャンペンのバランスに苦心する政府や自治体の苦労を現場で実感した気持ちだった。
外に出て通りを眺めていると外国人カップルが見えた。この数カ月間この地で外国人の姿を全く見ておらず新鮮に感じた。義弟がクールに言ったように彼らはこの地に住んでいる人かもしれないのだが。マスターもお客が戻って来た、日によって異なるが慣らすと7割程度だという。
帰る積りで店を出ると和服姿の二人の女性が見えた。これは見捨てられないと、駐車場に向かう義弟と反対方向の女性を追っかけて行った。長袖とはかま姿の二人が昔の街並みを背景に写真を撮っていた。脚立を持った男性カメラマンと助手らしき女性がいたので町の観光宣伝用かもと思った。こんな時に和服姿の女性は珍しく、頼むと快く写真を撮らせてもらった。
帰りは五十崎駅で車を降りて北に向かって丘を越え喜多山を経由して実家に戻った。初めての道を通ると必ず何かの発見がある。今回は山頂付近でまさかの「観光ふじブドウ園&内子ワイナリー」があった。家内が田舎に顔を見せたら連れて行く選択肢が一つ増えた、と思った。
喜多山から先は何度も通った道だった。実家に近づき堤防沿いの散歩道を歩いていると近所のオバサンに会った。いつも数人が集い散歩したり日向ぼっこしたりする80-90代のオバサン達だ。彼女は若い方で他のオバサンの足では一緒に歩けないという。年齢だけではない。一番の若手が認知症になり別居の長男が施設に入れたという。後何年かで全く姿が違う集落になりそうだと話し合って別れた。■
窓越しに路地を通る人の数が明らかに増えた。服装は明らかに観光客っぽく、ガイドに誘導される団体客も通った。通りを歩く人が増えればそれに比例してお金を落としていく、コロナ感染とGoToキャンペンのバランスに苦心する政府や自治体の苦労を現場で実感した気持ちだった。
外に出て通りを眺めていると外国人カップルが見えた。この数カ月間この地で外国人の姿を全く見ておらず新鮮に感じた。義弟がクールに言ったように彼らはこの地に住んでいる人かもしれないのだが。マスターもお客が戻って来た、日によって異なるが慣らすと7割程度だという。
帰る積りで店を出ると和服姿の二人の女性が見えた。これは見捨てられないと、駐車場に向かう義弟と反対方向の女性を追っかけて行った。長袖とはかま姿の二人が昔の街並みを背景に写真を撮っていた。脚立を持った男性カメラマンと助手らしき女性がいたので町の観光宣伝用かもと思った。こんな時に和服姿の女性は珍しく、頼むと快く写真を撮らせてもらった。
帰りは五十崎駅で車を降りて北に向かって丘を越え喜多山を経由して実家に戻った。初めての道を通ると必ず何かの発見がある。今回は山頂付近でまさかの「観光ふじブドウ園&内子ワイナリー」があった。家内が田舎に顔を見せたら連れて行く選択肢が一つ増えた、と思った。
喜多山から先は何度も通った道だった。実家に近づき堤防沿いの散歩道を歩いていると近所のオバサンに会った。いつも数人が集い散歩したり日向ぼっこしたりする80-90代のオバサン達だ。彼女は若い方で他のオバサンの足では一緒に歩けないという。年齢だけではない。一番の若手が認知症になり別居の長男が施設に入れたという。後何年かで全く姿が違う集落になりそうだと話し合って別れた。■