かぶれの世界(新)

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9.11報道に思う

2016-09-13 12:04:38 | ニュース
日本のメディアはNHKを除いて9.11米同時テロの15周年を殆ど報じなかった。約3000人の犠牲者の中に24人の日本人も含む未曽有の惨劇だったのにも関わらず、民放は芸能人の不祥事等の報道に忙しかったようだ。芸能人が司会する番組でその程度だろうと思っていたが寂しい。

私にとっては「9.11以前と以後の世界」に分けて考える程に大きな出来事で、個人的にも大きな影響を受けた事件だっただけに、民放の報道姿勢には今回も強い違和感があった。この連中ではその程度のことしか出来ないという私の偏見通りになって、実に残念なことである。

被害者は崩壊した貿易センタービルで働く超エリートであり、その家族を含む関係者は普段テレビが相手する人達とは違ったようだ。彼等はプライバシー侵害まがいの取材を拒否し、お涙ちょうだいの報道をされるのを嫌がったのではないかと推測する。背景に真のジャーナリズムとしての報道が期待されないとみなされたと私は思う。

会社に出かける直前に、高層ビルに航空機が激突した高層ビルの絵がテレビに映った時は、私は一瞬現実のこととは思えず釘付けになったのを今でも思い出す。会社に出勤後も落ち着かず仕事に集中できなかった。その時から私の周りでも世界は変わった。

翌年、息子とカナダ旅行した時は中継点のサンフランシスコの入国審査に手間取り乗継便に遅れ1日空港内で無為な時間を過ごした。また、家を売ったお金を投資したが米銀の方針変更で解約を要求され、日本に送金する手続きが複雑で手間がかかりたらい回しされたのは忘れられない。

9.11報道は他人事でアメリカの問題で関係ないという姿勢のように感じた。特に民放は殆ど無視したという印象だ。それから世界にテロが拡散しても単純に米国が原因と切って捨てる風潮もある。その意味ではマスコミより世界と関わりを持っている人達の方が遥かに理解度が高いと思う。マスコミの多くは国内しか知らない「井の中の蛙」ジャーナリストだ。■
コメント
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