かぶれの世界(新)

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世界を揺るがせた1日(比喩編)

2016-06-25 14:52:00 | ニュース
今朝ネットを検索して海外に投資した私の個人資産がどれだけ損したのか見るのが怖かった。大幅下げを覚悟していたが、意外にも0.3%程度の下げだった。良く考えれば当然のことで、私の投資先は株や債券等を組成した金融商品なので、市場価格を反映するのは1日遅れでは済まず月曜日までかかりそうだ。

昨日次の段階で焦点になる米国株式下落を3.5%と予測して投稿したが、DJ株価は3.4%下落だった。離脱は予想外だったが、その後の報道は予想通りだった。マスコミや専門家は自分の予測がなかったように後付けの尤もらしい解説をしているのが白々しい。そこで、例によって私も誤解を恐れず大胆に比喩ってみたい。

1)これも民主主義。バカを煽りうまく行くと常識が通用しないアホな結果を招く。民主主義の原理は多数決である以上避けられない。そういう例を散々見て来た、英国も例外ではなかった。

2)アホな結果を避ける手法の一つが代議員を選んで、議会で戦わせ多数決で決めさせることだ。キャメロン首相は直接選挙(国民投票)の危険性を甘く見て議会で結論を出す努力を回避し失敗した。

3)バカの怒りが理性に勝った。言い換えるとそれは「目先の利益」しか見えない人達が、「将来の利益」を重要視する人達に勝った。知識のない人達が、教育を受けた教養ある人達に勝った。

4)そう言うと格好いいが、更に言いかえると「目先の小金」が欲しい人達が、「少し待っても大金」が欲しい強欲な人達に勝った。

5)更に言いかえると、田舎の人達が都会の人達に勝った。

6)更に言い換えると、年金に頼る年寄が若者の将来の機会を狭めた。

7)視点を変えると、ミクロ(日々の生活)がマクロ(国や金融システム)に勝った。

8)敗戦国に牛耳られていた誇り高きジョンブルが、指図され頭に来て見通しがないまま反攻に出た。

9)敗戦国に付き従う無能な大陸の新官僚に「ノー」を突きつけた。

10)離脱はEUのコップの中の嵐、世界の中心が太平洋に移った象徴的な出来事だった。

如何にも皮肉っぽい比喩で申し訳ないが、少しねじ曲がった英国人は苦笑いして怒らないと思う。何でも賭け事にするいささか自虐的な人達なのだから。私はこれ等比喩の中で1)と10)が気に入っている。最後の3つの比喩は敢えてどこの国のことか言わないが、欧州事情に興味のある方なら直ぐにピンと来ると思います。

個人的には英国に行ったことはないし、英国人との付き合いもない。しかし、損得勘定を間違わないバランスの取れた判断をする国民だと思っていた。技術者時代にRISC(コンピューター)の営業に来た英国人技術者に会ったことがある程度。私が行ったのは英国らしい街だと言われるクライストチャーチ(NZ)や、ビクトリア(加)だけ。落ち着いた感じの町で凄く好きだったが・・・■
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