かぶれの世界(新)

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田舎暮らし雑感2016(6)

2016-06-15 15:08:13 | 日記
母の終末医療について担当医と話し合って1週間後に母が検査入院して以来、容態変化を知らせる電話がかかって来ないかと緊張する日が続いた。と言っても最悪の覚悟はしているので、何かあれば対応すべく薄い緊張状態というところだ。常に連絡を受けられる状態にして外食もするし趣味のバドミントンも続けている。

寧ろじっとしている方が辛い。そうなると部屋で音楽を聴いたり本を読むより、外に出て農作業など体を使う仕事をして汗をかく方が余計な心配をしなくて楽だ。入梅後雨模様が続いたが昨日は久しぶりの好天で、実家の庭やそこから裏山に続く山道の草刈りをした。

田畑や庭の雑草と違い山道の草は堅くて手強く、何時もなら活躍する草刈機では歯が立たず鎌を振るってやるしかなかった。子供の頃は台所や風呂の燃料は薪で、山道を10-20m歩いた所にある小屋に薪が積んであった。今は不必要になったが、我家の所有である限り隣家に迷惑をかけないようにしなければならない。

鎌を振るって背丈ほどある雑草をなぎ倒し小屋までの道を歩けるようにした。小屋の屋根には周りの木や竹の枝がしなだりかかり、落ち葉が10-20cm降り積もっていた。手の届きそうな枝を鋸とナタを使って切り落とすと、驚いたことに瓦屋根の上に木や雑草が育っていた。かなり大きかった。

長い間に降り積もった落ち葉が腐って泥状になり、その上に飛んできた草や木の種が育ったようだ。特に枝で太陽光が遮られている部分が酷い。次に歯が平らな鍬を使って届く範囲にある落ち葉を屋根からかき落そうとすると、異常に伸びた木や草の根が屋根瓦に絡みつき一緒に動いた。無理すると瓦ごと落ちてしまう。

取り敢えず落とせるだけの落ち葉を屋根から落とし、その上の枝を切り落とし日当たりを良くして時間をかけて水分を取って根を弱らせてから処置する作戦に切り替えた。いざとなったら小屋を解体しないと隣家に倒れでもしたら大事になる。何とか屋根の寿命を伸ばし、時間稼ぎをしたいと思っている。

例えは悪いけど、母も小屋も最後の時を迎えようとしており、私が見届ける以外に選択肢はない。私がやるしかないのだ。必死でやっていると正午を知らせる有線放送の音楽が鳴った。正味3時間にわたり30度を超す炎天下で力仕事をしたことになる。熱中症に気を付けねばと思っていたのに夢中になってやり過ぎてしまった。別に楽しかった訳ではない、翌日もやる気が起こらなかっただけだ。

シャワーを浴び落ち着くと昼食を作り頂いた。最近は一人暮らしに慣れてバリエーションは少ないが手間暇かけずに食事を作れるようになったので苦ではなかった。しかし、食後に疲れを覚え夜寝るまで何もできなかった。年をとると体温調節機能が衰えると言うが、実は気温上昇に気が付かなかった方が問題ではないのかと思った。

実際、締め切った体育館でママさん達とバドミントン練習する時あまり暑いと感じなかったのに、夕方のテレビでその日は気温が30度に達したと報じるニュースを見て驚いたことがある。自覚なしに熱中症になることのないよう独居老人の田舎暮らしには気を付けようと思っていたが、予め暑さに備えておかないと危険だと改めて思った。

だが、上記の山刈を除けば体感的には体調は悪くない。週3回のバドミントン練習や週1のジョギング時にはサプリメント(アミノ酸)を摂りながらやっているお蔭で汗の量が増え息切れしなくなった。テレビで教わった筋力アップ方法(運動後30分内に牛乳と甘い物を摂取)を続けており膝痛も感じなくなった。この調子で田舎の夏を乗り切りたい・・・■
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