かぶれの世界(新)

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せこいのは舛添知事だけか?

2016-06-11 22:24:46 | ニュース
2日続けて母の容態の変化を知らせる電話が無く少し落ち着いた。この1週間長い時間の外出はなるべく避けてテレビ漬けになった。その間に見たテレビ番組の多くは「舛添都知事の政治資金の使い道問題」と「芸能人の不倫」だった。もううんざりだった。

舛添知事の金銭面のせこさは驚くべきだというのは最初の1日か2日の放送で良く分かった。それからも手を変え品を変えテレビで指摘され舛添知事への非難が高まった様に感じるが、私には毎日同じような知事攻撃を見ているように感じた。知事の言訳に納得しない世論が多数あるからだと思う。

だが、10-20万円の領収書がどうのこうのと毎日聞くと馬鹿らしくなる。東京都の予算規模は7兆円弱でタイとかNZ並であることを考えると、この程度の金額に延々と時間を使ってていいのか、都政の優先順位を考えるべきだ。世界の国を眺めて兆円単位の不正とか脱税のニュースを聞くと、「もういい加減にしろ」という気持ちになる。

テレビ等のマスメディアは視聴者の欲するテーマを報じていると言訳するかもしれないが、そんなせこいテーマに拘っていては議会どころか社会全体が非効率になると警告するのがマスメディアの本来の役割ではないのだろうか。だからといって舛添氏のせこさを見逃せという訳ではないが、やり方があるはずだ。

芸能人の不倫を伝えるニュース等は論外だ。伝えるマスメディアは舛添氏をせこいと言いながら、視聴者の知りたい事を言い訳にする自らのせこさを喧伝している様なものだ。お前らこそせこいぞ、恥を知れと言いたい。これでは我が国は「せこい大国」だ。

だが、救いもある。先日民放のニュースバラエティ番組で実施した100人アンケートのうち唯一人、この騒ぎで重要な都の政策審議が進まないと憂慮する若い女性の声が紹介された。わざわざ1%の声を報じたのはこのテレビ局に後ろめたさもあったのだと思う。私にとっては彼女は東京都の希望だ。■
コメント (1)
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