かぶれの世界(新)

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

味が分からなくなった

2005-12-02 22:22:22 | 食・レシピ
気軽な話題を一つ。昨日田舎に帰り一人で料理を作りながら思い出した事がある。気が付かない間に私はどうも味覚がなくなってきたようだ。2,3日前に余ったご飯で昼食用にチャーハンを作った。家内に聞いたレシピを思い出しながら作り、多めに出来たので息子にも食べさせた。

味はどうだと聞くと「なんか変な味がする、少し甘い」という。調味料はオリーブオイルにペッパーソルト、醤油、オイスターソースと、思いつきでほんの少し砂糖パラパラと振っただけで、私は何も感じなかった。ショックだった。味覚がなくなったのか、元からなかったのか。

女房が割って入って微妙な味覚を感じ取れないのは家族の中で私だけだという。そもそも砂糖を振った理由が分からないという。私だけ感じないということは味覚は劣性遺伝? 調べてみると味覚は物体が舌に触れた時生じる化学変化が頭脳に伝えられ感じ取るのだそうだ。どこが劣化したのだろうか。 

味覚は薬剤の副作用、亜鉛欠乏、心因性から妊娠や各種疾患まで色々な理由が微妙に影響を与えるらしい。かなり年配の有名なシェフがいるところを見ると老化するというものでもなく、個人差があるのかもしれない。

私の場合、近年塩分を避け代わりに辛い味を好むようになった。たとえばカレーだと「中辛、大辛、2辛から始まって7辛」までいける。息子は「大辛」でも辛いという。辛い味が過ぎると味覚が劣化するというのを聞いたことがする。

子供たちが母親の作った料理をよく批評し彼女も耳を傾けている。しかし余程のことがないと私は自動的に美味しいというのが口癖だった。何故か私が言うと角が立ったから。長年にわたるこの無批判的態度が味に対する感度を劣化させたのかも。しかし美味しいワインや料理は全体としては意見が合うからまあ良いか。■


コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする