さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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燕岳 (2009.7.12.)

2009年07月14日 | 登山
唐松岳の翌日は、燕岳に登ることにしました。この山の目的はコマクサです。

駐車場は、夜も七分ほどの埋まり具合でした。山荘泊まりの登山者が多いようです。

日帰りのため、夜明けとともに歩きだしました。中房温泉の登山口も、夏山シーズンは、未明から登山者で賑わっていますが、誰もおらず静かでした。



合戦尾根は、北アルプスの三大急登と呼ばれますが、良く整備された登山道で、高度を順調にあげていくことができます。といっても、前日の疲れもあって、けっこうあごが上がってはいましたが。第一ベンチ、第二ベンチ、第三ベンチ、富士見ベンチを通過して、合戦小屋に到着します。ここまでくれば、もうひと頑張りになります。



ここの名物はスイカ。大きめのスイカがひと切れ800円。ショバ代も考えれば、妥当な値段でしょうか。食べたことはないですが。



小屋を過ぎると、稜線越しに槍の穂先が見えてきました。曇り空で、展望はあきらめかけていたので、期待が膨らみました。



合戦沢の頭に到着すると、槍ヶ岳に虹がかかっていました。朝の虹は、天気が崩れる印のようで、喜んでばかりはいられません。



燕山荘も高見に見えており、もうひと頑張りです。



虹は結構長く現れており、槍ヶ岳の展望が開ける場所まで登った時もまだ見えていました。



燕岳の山頂も近付いて見えるようになりました。



燕山荘への最後のアプローチは、残雪のため、尾根通しに登るように指示されていました。

山荘脇に登りつくと、槍ヶ岳方面の展望が広がりました。燕岳の魅力の一つは、この展望です。



山荘からは、岩塔が並ぶ燕岳の山頂をよく眺めることができます。

この展望を眺めながらの生ビールは最高なのですが、この日は寒くて生ビールは飲まずに終わってしまいました。



小屋のテン場は、大部分が残雪に覆われており、しばらくは、場所の確保に苦労しそうです。今度の三連休は、大丈夫ですかね。



燕岳の山頂までには、面白い岩の造形を見ることができます。これは有名なイルカ岩。



燕山荘を振り返ったところ。



山頂へはもうひと頑張りする必要がありますが、風景と花を眺めながら歩きましょう。



これは眼鏡岩。



眼鏡岩を振り返ってみたところ。



燕岳の山頂に到着。



展望を楽しみましょう。

常念岳から大天井岳。



穂高連峰と槍ヶ岳



穂高連峰のアップ。



槍ヶ岳



笠ヶ岳



左の台地状の稜線の左のピークが双六岳で、右が三俣蓮華岳。右に鷲羽岳。



左奥が、水晶岳(黒岳)。右寄りが野口五郎岳。



右手の小なな突起が烏帽子岳。奥に立山や剱岳が見えるはずですが、隠されていました。



北燕岳。

これだけ見えるなら、梅雨時のこともあり満足しなくてはね。



目的のコマクサですが、咲き始めでした。



コマクサの咲く山は、いろいろありますが、このような白砂の上に咲くのが似合うように思えます。







天気は下り坂ということで、下山の足を早めました。途中で雨になりましたが、雨具の上着を着るだけで下りきることができました。昼近くなって、雨の中を登り始める団体がいましたが、苦労しそうですね。

夏山もいよいよ開幕でしょうか。
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