さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 リューベック その5

2009年02月06日 | 海外旅行
リューベックで、忘れてならないのは、ブッテンブローグハウスです。



トーマス・マンの小説「ブッデンブローク家の人々」は、この家で生活したマン一族の物語を著したものです。



訪問当時は、銀行になっていましたが、現在では、トーマス・マン記念館になっているようです。



ドイツ語の読める方はどうぞ。

トーマス・マンの小説というと難解というイメージがありますが、「ブッデンブローク家の人々」は、主人公の成長を描いた大河小説で、面白く読めます。北杜夫の「楡家の人びと」は、この小説に影響を受けて書かれています。どちらも、じっくりと読むのに値する小説ですね。



リューベックの名も無い小路は、中世の趣を漂わせています。



歩き疲れたら、ちょっとお茶でも。

リューベックはマジパンでも有名で、その代表的メーカーとしてニーダーエッガーがあり、カフェも開いています。

マジパンは、砂糖とアーモンドを挽いて練ったもので、日本でいうあんこのようなお菓子です。1407年にリューベックが飢饉に陥った際、市参事会がパン職人に、市の倉庫に大量に眠っているアーモンドを使って食べ物を作らせたのが、起源と言われています。

チョコレートに包まれていたり、和菓子の練りきりのようにいろいろな造形のものが作られます。もっとも、使われる香料が、日本人には口に合わず、にがてな人が多いようです。私も、チョコレートを噛んで、中からマジパンが出てくるとがっかりする口です。

このショウィンドーの後側に飾られているのは、バームクーヘンですね。最近は、何段重ねにして砂糖をかけるのが流行ってきましたが、本場ドイツでも同じものが作られていました。
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