さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 バルセロナ その1

2008年07月18日 | 海外旅行
スイスのツェルマットで、丸一日マッターホルンを見ながらのトレッキングを楽しんだ翌日は雨となり、シヨン城を見物後、スイスを去ることにしました。フランスを素通りしてスペインを目指しました。夜行列車でスペインに入り、最初に訪れたのは、バルセロナです。

バルセロナは、スペイン北東部に位置するカタルーニャ州の州都です。スペイン第二の都市、最大の港湾都市です。

スペイン・サッカーリーグで、マドリッドを本拠地とするレアル・マドリードとFCバルセロナが長年のライバルになっているように、バルセロナの町は、マドリッドに激しい対抗意識を持っているようです。

中世と現代の顔が同居する町で、ランブラス通りが中心通りになっており、オープンカフェが、店を並べています。

この南端に、コロンブス記念柱があります。なぜか、海の方ではなく、東を向いています。



旧市街地のゴシック地区にのいっかくに、王の広場があります。

グラナダを攻め落として、回教徒をスペイン半島から追い出したレコンキスタを完遂したカスティーリャのイサベル1世とその夫フェルナンド5世は、財政的な余裕ができたことにより、コロンブスの請願を受けて、アジアへの西周り航路の発見のための航海の援助をすることになります。アジアに到達(とコロンブス本人は信じていますが、実は新大陸)してスペインに凱旋帰国し、報告の謁見のために登ったのがこの階段とのことです。

西周り航路発見の冒険心は尊敬しますが、原住民に対する暴虐の限りゆえに、コロンブスは好きにはなれません。



王の広場の反対には、ローマ市壁があります。サンタ・アゲータ礼拝堂の外壁は、ローマ時代の壁と重なっています。



ゴシック様式のカテドラル







塔が頭をのぞかせる細い道を辿っていると、時代を忘れてしまいそうになります。

ただ、町全体は、意外に近代的な感じがして、これぞスペインといったイメージは薄い感じがしました。
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