さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 イスタンブール その3

2012年11月15日 | 海外旅行
ハレム内の見学を続けていくと中庭にでました。この中庭は、寵姫たちの部屋に囲まれています。



ハレムの女性たちはどのような思いで過ごしたのでしょうかね。



ハレムの内部は複雑で小部屋が続きましたが、時間も限られていたため、何の部屋かを確かめることもできずに通り過ぎていきました。



壁や天井の装飾に目が引き付けられます。



壁には美しいタイルが張られています。



チェシメル・ソファと呼ばれる部屋に置かれた噴水泉



特徴的な壁の窪みには、食卓に並べる前の料理が置かれたようです。



美しいタイルに覆われた小部屋。



タイルの間の天井。



ムラト3世の部屋。16世紀に造られ、ハレムの中でも最古の造りです。



ムラト3世の部屋にある天蓋付きの寝台。





シンプルですが、美しいステンドグラスです。

ムラト3世の部屋の奥には、凝った造りの果実の間がありましたが、撮影禁止で覗き込むだけでした。





カフェス(鳥籠)と呼ばれる皇子の部屋。

オスマントルコの王室では、スルタンが即位すると、異母弟はすべて殺害することが通例になっていましたが、時を経てさすがにそれは良くないということで、帝位に就いていない皇族である君主の弟や甥たちを隔離して住まわせることになりました。



カフェス(鳥籠)には、美しいステンドグラスが飾られていました。



カフェス(鳥籠)に住んだ皇子は、お付の宦官や女官に囲まれて生活しました。女官との性交渉を持つことは許されましたが、出産は許されず、妊娠が判明した時は、あらゆる方法で堕胎させたといいます。

美しいステンドグラスも、皇子の運命を思うと、外の光を遮る目隠しのように見えてきます。



愛妾のテラス



中庭を見下ろすことができます。





時間も無くなって出口に急ぎました。



出口となっているクシハーネ・カプス。この門から食事が運び込まれていました。



ハレムをはじめトプカプ宮殿内は工事中の所も多く、帰宅後撮影した写真を見返すと、皇帝の間など、見なかった所もあることに気がつきました。
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