さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 ニュルンベルク その1

2009年03月16日 | 海外旅行
ニュルンベルクは、ドイツ南部のバイエルン州の第二の都市です。中世から続く都市ですが、この町の名前からは、思い浮かぶことがあります。

ひとつは、ワーグナーの楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」の舞台となった、ドイツ民衆芸術の発祥地。もうひとつは、ナチス党大会が行われ、ナチス・ドイツを象徴する都市になったことです。歴史の光と陰が交錯します。

駅を出ると、街を囲む城壁と塔を備えたケーニッヒ門が現れます。



街の大通り。向こうに見えるのは、聖ローレンツ教会。



聖ローレンツ教会は2本の尖塔を持ち、1250年頃に建てられたゴシック様式の建物です。



内部には、中世の芸術作品が多く納められています。天井から吊されているのは、ファイト・シュトースによる受胎告知のレリーフです。



ほの暗い堂内に、ステンドグラスを通した光が差し込みます。



15世紀頃に作られたステンドグラスのようです。







ニュルンベルクは、ナチス・ドイツを代表する街として、大戦中は徹底的に破壊され、戦後には戦犯を裁く「ニュルンベルク裁判」が行われました。

こういった教会も大きな被害を受けましたが、瓦礫をひとつずつ集めて、再建されたといいます。
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