さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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唐松岳 (2009.7.11.)

2009年07月13日 | 登山
先週、茂倉岳でホソバヒナウスユキソウを見たので、今回は、ハッポウウスユキソウを見に八方尾根から唐松岳に登りました。

前夜に、黒菱平下の駐車場まで車で上がりましたが、濃霧のため怖い運転になりました。

翌日の天気が悪いなら、八方尾根を少し歩いて終りでも良いかなと思って寝ましたが、目を覚ますと真っ赤な朝焼けが広がっていました。シルエットになっているのは、妙高連峰から戸隠連山です。

コース上には花が途切れることなく咲いていますが、まずは、風景を中心に出していきます。



リフト二本分を、1時間弱かけて歩くと、リフト終点の八方池山荘に到着します。この歩きをがんばることによって、誰もいない八方尾根を楽しむことができます。



第二ケルンから、これから登っていく丸山をのぞんだところ。中央の台地の下に八方池があります。



八方池に到着。



池を半周して、定番の撮影スポットへ。



残念ながら、白馬連峰の山頂は雲に隠されていました。まだ梅雨のさなかとあって、誰もいませんでした。



少し先に進んでから八方池を振り返ったところ。



白馬連峰方面の岩壁の眺め。



五龍岳方面の眺め。山頂は雲に覆われています。



下ノ樺、上ノ樺を過ぎ、丸山ケルン下では、雪渓の登りになりました。滑落の危険性もない傾斜ですが、下山時には山小屋スタッフによってステップが切られていました。



丸山ケルンを過ぎた先の雪渓のトラバースは通過不能なため、尾根通しの道を通るように指示されていました。



山頂近くでトラバース道に戻りましたが、ここの雪渓は溝状に掘りこまれて、安全に通過できるよう整備されていました。



唐松岳の山頂は、ガスに覆われて展望はありませんでした。ここのところ毎年訪れており、今回の目的は花ですので、これで良いことにしましょう。

では、目的の花です。



ハッポウウスユキソウ

八方尾根の特産種です。ミネウスユキソウの変種で、葉が斜め上に向かってつきます。



八方池山荘から下ノ樺までの間に、沢山咲いていました。普通に咲いているため、あまりありがたみも無い状態でした。



イワシモツケ



チャボセキショウ




タカネツメクサ



ミヤマアズマギク



テガタチドリ



タカネバラ



通常は開いた花しか見たことがありませんでしたが、これは園芸種に似た形の蕾。



キヌガサソウ



シラネアオイ



オオサクラソウ



シラネアオイと一緒にかなりの数が咲いていました。



コイワカガミ



タカネヤハズハハコ



クロユリ





ハクサンイチゲ



ミヤマクワガタ



コマクサ



以上は、登りの途中で見た代表的な花ですが、下山時に歩いたトラバース遊歩道でも沢山の花を見ることができました。

ムシトリスミレ

根もとの葉についた黒い転々は、とらえられた虫ですね。



シロウマナズナ



ユキワリソウ



ハッポウタカネセンブリ

これも、八方尾根の特産種です。



ハクサンタイゲキ



黒菱平には、ニッコウキスゲの群落が広がっていました。

例年は、夏山シーズンに訪れていましたが、梅雨時は、また別な花が咲いて楽しむことができました。
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