さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 アジャンタ石窟群 その4

2017年12月12日 | 海外旅行
エレファントゲートを上がった先の第16窟を見学しました。ヴァーカータカ帝国の宰相が開いたヴィハーラ窟(僧院窟)です。



足を地面に下ろした姿の釈迦像が飾られています。



釈迦像の両脇には、面白い姿をした小さな像が飾られていました。





この石窟では、ナンダ出家物語の壁画が飾られています。



美人で知られたナンダの新妻が、突然の夫の出家を知って卒倒してしまうという場面が描かれているようです。



壁画の劣化が進んでいるのは残念です。



天井を支える横木に飾られていた力士像。



続いて第17窟。アジャンタ地方を治める藩主が開いたヴィハーラ窟(僧院窟)です。



第1窟と並んで見どころと言われています。第17窟では、石窟への入口の前の回廊の壁にも壁画が描かれており、充分な明かりのもとで眺めることができました。



天井の装飾も見事です。



天井に描かれている「六道輪廻図」。



壁画のモチーフは、ブッダの前世を著したジャータカ物語(本生伝)で、豪華な宮殿生活が描かれています。



しなでがかる女性の姿が、僧院ににつかわない色っぽさです。



堂内に置かれた仏像。



石窟内の壁にも壁画が描かれていました。



宮殿内の豪華な生活が描かれているようです。







仏の右下に、願い事をする母子が描かれています。





森で迷ったバラモンを猿が助けるという話のようです。







酔象調伏の図。ブッダを殺して教団をわがものとしようとしたディヴァダッタ(提婆達多)の放った狂象も、ブッダの前に来るとおとなしくなってしまったという場面を現しています。



天井画。





柱の根元にも絵が描かれていました。
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