【今日の お片付け】
ご愛読者の皆様はすでにご存じのとおり、ワシは十二支のうち「リス年」である。
なんでかと言うと何でもため込むからである。
そして、どこにため込んだか3歩で忘れちまうのである。(鶏年も一部入っているな)
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小学3年生の時、親類の伯父にフジペットという簡易なカメラを頂いてから、写真撮影がワシの多々ある趣味の一つになった。
このフジペット(フジ写真フィルム製)はいつか誰かにあげてしまった。
だから高校生の頃から撮影済みのネガフィルム(フイルムじゃなくてフィルムだぞ)を捨てずに持っていた。
社会人になるとポジフィルムも使うようになった。ポジフィルムと言うのはスライド写真と言うものである。
生意気にもスライド映写機も買って、家で壁に貼ったシーツ(敷布)に投影して遊んでいたのである。
キャビンと言うスマートな名前の会社のスマートな機材である。
高校2年生の夏休みに県の出先事務所で夏中アルバイトをし、その金を全部持って静岡市にある写真材料展で「これだけしかお金がありません、足りないところは「勉強」してください」とヒラに頭を下げて、ようやく売っていただいた由緒あるスライドプロジェクターなのだ。
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このようなワシだから、デジタル写真が出てきたころは「フン!そんなもん!くだらんっ!写真はフィルムに限るぜ」と排他的になって、一切拒否をしていた。
でも世の中の流れは確実にワシのところにもやって来て、いつの間にかデジタル写真(カメラ)の軍門に下っていくのである。
軟弱でダメなワシである。(と書いたのは、今でもフィルム写真ファンはしっかと、どこかに棲息しているからである)
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高校生の頃からため込んだ写真フィルムが押入れの中に鎮座している。こんなもの残して死んでも迷惑なだけだ。(他にも迷惑物件はあるけども、まあ、今回はこの話だけにする)
だから一念発起してフィルムをデジタルに変換することにした。
まず買ったのはこれ
フィルムスキャナーと言うもので、この機械にフィルムを通せば簡単にアナログ写真がデジタル写真になるという優れものだ。
ネットで調べるとこの手の機械は色々と売っている。出所が良く分からない大陸製品が多い。
ワシが買ったこの機械はケンコーと言って、カメラを昔から趣味で楽しんでいた人はみなご存知の会社製である。悲しいかなこれも中国で作ってはいると思うけど、一応日本の会社。選定基準はそんな単純なものだ。
上は付属品一式を撮影したもの、35mmフィルムはロール状とスライド用に枠を付けた(「マウント」と言う)
ものと、110(ワンテンフィルム)と、125サイズフィルムに対応しているアタッチメント。
いらないと思うがゴミを貴重なフィルムに付けないための綿手袋まで親切についていた。
これがスライドマウントされたフィルムの山
ネガフィルムもこんなにあるぞ。
これはご存知の通り
トレーシングペーパーのような紙の袋に入っていた。
思い出した?
現代では、これが何か分からない人もゾクゾクと出てきているんだろうなあ。
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作業は思ったよりも簡単で誰でも(ワシでも)出来る。頭はいらない。
ただし数があるので根気は必要かもしれぬ。
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何日か掛けて全部を変換した。
資源ごみの日に、不用になったこれらフィルムを出したが一種悲しい気持がした(やっぱりやめときゃ良かった)
いや、いや、これで良い。
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