【今日の 懐古】
白黒テレビの時代、日曜の夕方は必ず決まって「てなもんや三度笠」。
それが終ると「シャボン玉ホリデ―」。
いまでいうとちびまる子や笑点みたいな国民的番組だったと思う。あと、お魚くわえたサザエさん。
この「てなもんや」は藤田まことが主演の江戸時代ののやくざが各地を放浪してドタバタ劇を演じる、(助演:珍ねんこと白木みのる)と言うたわいのないものだが、あと膝を叩いてピーンとなる三平、チョウダイの財津一郎。(ワシは財津和夫と混同してた。全くキャラ違いなのに)
この舞台コメディーを見ていない子供はいなかったぞ。
この藤田まことが演じる「あんかけの時次郎」の決まり文句が「鼻の穴から手え突っ込んで奥歯ガタガタいわしたるで」と「俺がこんなに強いのは当たり前田のクラッカー」であった。
当然のこと番組スポンサーが前田製菓であったことからである。
◆
昨日、久しぶりに藤の花市の「業務スーパー」に立ち寄ったところ
この前田のクラッカーを販売していたので買ってきた。ブログネタにちょうどいい。
関西の会社なので静岡方面の販売力は当時小さかったのであろう、あまり買ったという記憶がない。でも
非常に懐かしい。
もったいなくて食べられないぞ。
賞味期限が10月28日だからそれまで観賞しておこうと思う。
♬ 雲と一緒にあの山越えて ゆけば街道は日本晴れ ♬
♬ おいら旅人 一本刀 お控えなさんせ お控えなすって ♬
♬ 腕と度胸じゃ負けないけれど何故か女にゃ ちょいと弱い ♬
鳳啓介・京唄子。おお 案外出てくるぜ。
つまり、昨日のことは忘れるが昔のことは思い出す ってやつ?
植木ひとしの「スーダラ節」の歌詞はすっかり忘れてしまいました。
当たり前田のクラッカーをいただきに参ります。
ところで体調の方はどうですか?
元気に吞んでますか?
藤田まことがコメディアンと言うのはワシは違う意見です。
てなもんや以降のニヒルなお侍が彼の本当にやりたかった劇だと思っています。
人は作られたイメージから脱却するのが難しいのだと思います。
そこで日本一の無責任男、植木等を思いました。彼は寺の出身で僧侶だったそうですなあ。
雑談の中で「あたり前田のクラッカー」ってギャグって言ったつもりでもウケません。それはそうです、約60歳以下の人は知りません。
藤田まことのことを、みんな必殺仕掛人か刑事だと思っています。コメディアンなのにね!