【今日の 人工的な観光地】
「日本一の大吊橋」とパンフレットには書いてある。日本一長い歩行者専用吊橋に行って来た。
ちなみにホンモノの日本一の大吊橋は、神戸市と淡路市を結ぶ中央径間1991mの明石海峡大橋だぞ。
ちなみに明石海峡大橋は日本一であるが世界一でもあるんだ。
だからあ、日本一長いってパンフレットに書くなっての。
と、御託はそこそこに、行ってきましたぞ。橋の専門家を名乗るワシであるからにして、一度、見て来にゃならねえ。
場所は、三島市街地から旧東海道を箱根方面に上ってゆく、その途中にある。
赤鉛筆の先
新東名高速を長泉で降りて、昨年だか出来た伊豆縦貫道を下田方面に走り、三島塚原ICを左折するとそこが旧国道1号、これを箱根芦ノ湖方面に走るとじきだ。
広い駐車場と土産関係の建物なんかがあって旅行気分になる。旅行だけんド。
正面に主塔が見えている。建物はチケット売り場。
なに?チケット?金取るの?
そうです有料橋なのです、なんもなかった山の中にわざわざ作ってみたのです。
大人1000円なのです。
三島市内の遊戯会社が、何もなかったところに吊橋を架けて日本一だと宣伝して、観光地にして人を寄せてがっぽりと稼ごうとの企画だよ。
日本はこれから観光で稼いでいく、という方針なのでこれはこれでいいのかなあと思うけどもさ。
主塔間の距離がちょうど400m、この橋ができるまでの日本一の歩行者用吊橋が
大分県にある九重”夢”大吊橋で、中央支間長が390m
ちょうど10m長い、これは何も制約のない山ん中だからできた話だな。自由に長くできるもんな。後は費用の点だ。
今日はあいにく曇り空で、晴れた日には向こうの空に日本一の富士山が見えるのだが
まことに残念だ。愛鷹山さえ見えんのだから・・・・
では晴れた日の光景をお見せしよう。
この景観を自分のものにしようと思ったら、冬の寒い日、しかも快晴の日に、何はさておき仕事などほっぽって来ることだ。
対岸へ(川でもないのに対岸とはこれいかに)渡っても、何もないからすぐに帰って来る。
これでは観光地として魅力に乏しく「口コミ」で広まっていかない。だから対岸には
お土産物とフィールドアスレチックとセグウェイ試乗会が開催されている。
上の看板のロングジップスライドとは、公園にあるターザンロープと呼ばれるのものの、大規模版だと理解したらよい。
こちらからワイヤーに吊り下がって対岸に行って、再び吊り下がってこちらに帰って来るというもの。
往復で1800円なり、それとアスレチックを楽しむと3600円となります。
では、大規模版ターザンロープをお見せする。
画面右にも赤ヘルメットの人がいる。複線である。
ずーっと走っていき谷を渡るのだ。上の画面のワイヤーが右上から左下に2本見えるがこれが帰りのワイヤー。
キコロの森と銘打ったフィールドアスレチックの場所。高学年から体験可。
◆
植物園とか動物園とかと異なり、一度行ったら二度目はあんまし行きたくない観光地だ、が普通の人の感覚だと思う。
さてそこのところをどのように克服していくのだろう。
国民は1億3千万人もいるから、しかも外国人はもっといるからワシが心配するこたあないかもね。
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昼飯は沼津でおさかなだ。
明日のお楽しみに。
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