【今日の 「調理」ったって焼くだけだ】
漁村市のような田舎で骨付きラム肉なんぞ、どこで売っとるんじゃ。
田舎では鶏・豚・牛くらいしか肉屋においてないぞ
藤の花市のほんの少し高級なスーパーの連休前のチラシにそれがあった。
それからだいぶたっているけど、今でも買えるだろうと楽な気持ちで
買いに行った。・・・・・無い、無いぞ、売ってない。
あーここまで買いに来たのに、今夜の夕飯のおかずはどうなる?
あきらめきれないワシは
肉売り場の奥に声掛けして、出てきた調理担当者に聞いてみた。
「骨付きラム」あります?
「ありますよ、でも、冷凍してあって一枚ごとにさばいてない状態ですけど良いですか?」
初めて買うワシはさばいてない状態の骨付きラムというものがどんなか知らないけど
ここまで来たら「ああ、それで良いので見せてください」
◆
しばらくたってからもってきてくれたそれは
「脇腹の骨が合わさっているところが、ちょっと切りにくいです」と言われたが
マグロを解体しちゃうぐらいだから何とかなるだろう、と思ったワシは即「買います」。
アッ!オット!
値段を聞くのを忘れたーーーーーー。
まあここまで来たら買いませんとはワシは言いにくい。
清水の舞台から飛び降りてみよう。
◆
まな板の上で、その骨の継ぎ目とやらがどんなに切りにくいか実験だ。
魚の中・大物裁断用の出刃包丁で切れるだろう、刃が丈夫だし。
脇腹骨(肋骨?)が数えて8本ある。これを3人で切り分けて食べよう。
いざ切ってみると、言われていたほど困難ではない、むしろスイスイと簡単な部類
危惧は取り越し苦労だった。
出刃が良いのとワシの腕が良いこと、複合効果という。
出刃もワシが研いだもんだし
切り分けました。じゃ-ん 豪華だぜ(フン!田舎もんが)
半分は塩コショウ、
残り半分は、先日の焼き肉の残りのたれに漬けて冷蔵庫でそれぞれ30分寝かす。
(後で調べたら常温が良いのだそうだ)
オリーブオイルをちょぴり垂らしてフライパンで低温でゆっくりと焼く
肉が厚いので熱が通らない、そのうち表面が焦げてきそう、どうしよう。
ラム肉って牛肉みたいにレアで大丈夫か?ワシは知らね。
両面が焦げる直前で火を止め
アルミホイルで肉を包んで3分ほど余熱で加熱。こんなんでええかなあ。
取り出して食べたところ
羊肉の独特の香りがなく、しかもやわらかい、しかも美味しい。
こんなに美味しくできるのならお盆に皆にふるまってみようと
考えたが、冷静になって考えるとヤメだ。値段が・・・・・だ。
渋いワシである。
ゴメン、結果的に見せびらかした。忘れてくれ。