おやじ特別便

ひまじんおやじの日常

練羊羹をつくる

2017-02-05 15:22:48 | 食・レシピ

【今日の 何かを作るかな】

こんな冬の雨の日は外にも行けないで

おうちでお留守番である。

近年、ワシは甘党になった。以前は甘いものはちょっと。それと正反対と言うわけでもないが

アルコールもちょっと、で、なかなか頼りない食の好みが、変じて甘党。

その原因を良く考えてみれば

ワシは頭を使う、常に哲学的な何かを考えている。

頭脳の栄養は甘いものである。と聞いたことがある。

ゆえにワシは近年、甘党、ゆえに今日は羊羹づくり。

「兄ちゃんやっぱり理屈っぽい」「めんどくさいヤツ」と言われそうだ。

ふん、どうとでも言え。

冷蔵庫に一月ほど前に買ったこしあんがある。

それを600g鍋に取り、砂糖を200g入れる。実は200gでは甘すぎるということで20%割り引いて180gにする。

料理は自由な世界なのだ。 料理、もとい和菓子作りな。

 

これとは別に、水200ccに寒天粉6g、  入れた鍋を水から沸騰させる

箸で混ぜながら沸騰させる。

必ず粉寒天は水から沸騰させないとだめ。

以前とおんなじ失敗を今日もした。つまり、沸騰させた湯に粉寒天を入れてしまった。

粉寒天がいきなり固まって「グミ」になってしまった。グミはこうして作るんかいと学ぶ。

沸騰し、良く粉寒天が溶けてコロイド状になったところで、先に用意したこしあん+砂糖の鍋に入れる。

後は根気強く木のへらで練っていくだけ。

最初の頃はさらさら状態であるが、だんだん水分が蒸発してきてねっとりする。

焦がさずに焦らずに

(ここで漢字の大発見、焦(こ)がすと焦(あせ)るは同じ字である・・・・知らなんだ。細(ほそ)いと細(こま)かいがおんなじことにはワシの子供が大人になったころに気付いたが)

ごく弱火で、かれこれ40分も無我の境地の結果、木べらを動かすと鍋底が見えるようになってくる。

無我の境地とは書いたが、なかなかその心境にはなれない。煩悩が消えないのである、南無阿弥陀仏。

鍋の底が見えてくれば加熱はここで終了。

 

あとは適当な器に注ぎ込む。

正確に作業すればじきに固まる。   熱が冷えたところで冷蔵庫に入れておく。

器をひっくり返せばハイできました。

いつ見ても光沢のある羊羹はうまそうじゃな。