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kan-haruの日記

旅ものがたり(4) 夏の想い出 九州旅行 その4(阿蘇 第2回)

2007年01月19日 | 旅ものがたり
火山規制も出されてなく、快晴に白い噴煙をあげている阿蘇中岳を目指して草千里の浜を13時10分に出発して、いよいよ待望の火山活動中の阿蘇中岳噴火口の見物(阿蘇山周辺地図再掲参照)です。
先ず、阿蘇山の全体地形イメージを、阿蘇山周辺地形図の領域の航空写真(Googleマップ1参照)で見ると、カルデラの形状と阿蘇中岳を中心とした阿蘇五岳に、2つの黒点を持つ円形の草千里の浜が良くわかります。

阿蘇山中岳噴火口
カルデラ中央部の中岳や、最高峰の高岳などは現在も活動を続けており、噴火は現在活動中の中岳の火口から発生しております。噴火活動は、静穏時には火口は湯溜りになっていますが、活動が活発化すると湯溜りは干上がり、火口底から火山灰の放出が見られたり、しばしば赤熱したマグマを吹き上げるストロンボリ式噴火も発生します。また、地下水とマグマとの接触により、激しいマグマ水蒸気爆発も繰り返して発生します。火口からは常時火山ガスが放出され、火口付近ではガス中毒の危険があります。

火口の右方に湯溜りが見える (2006年7月28日13時36分)

ロープウェイ火口西駅を降りると、あたりに点在する目立つ筒状円形の建物があり、これは火山噴火時のための一時避難所(航空写真Googleマップ2Googleマップ3参照)であります。一時避難所の間を通り抜け、火口の縁に火口沿いに接近して遊歩道設けられていますので、火口間近で噴煙や湯溜りを見ることができます。中岳には、火口が8カ所ありますが、そのうち第1火口のみが現在活動中です。

・・・・・・中岳第1火口へ・・・・・・・遊歩道上の一時避難所・・・・・火口縁での記念写真

第1火口の直径は600mで、深さが130mもあります。当日は、火口の殆どが噴煙で覆われており、右隅の一部に青色の湯溜りの表面を覗かせておりました。
阿蘇山火口の毎月更新の写真が、阿蘇市役所(熊本県阿蘇市一の宮町宮地504番地1)のホームページ「阿蘇山火口写真集(提供:阿蘇山測候所)」に掲載してあります。

・・・7/28 13:36(写真拡大)・・・・・7/28 13:35(写真拡大)・・・・・・・7/28 13:34(写真拡大)

カルデラの中心の遊歩道沿いでは、火口のほかにも砂地が広がる砂千里ヶ浜や数々の火口跡があり、山頂付近からは高岳や烏帽子岳、外輪山などの展望が出来ますが、バスの発車時間がありますので、雄大な眺めもこのあたりで心半ばにしてロープウェイを下りました。

復路を黒川温泉へ
ロープウェイ駅で発車時刻の14時15分となりました。ところが、阿蘇観光には韓国や中国系の国外観光者にも人気が高く、沢山の観光客が訪れておりますが、言葉が通じ難いためか外国の観光客のグループが戻ってきませんでした。
阿蘇山の案内スピーカーで、バスの発車時刻を過ぎたことを伝達したのですが、連絡がないため、乗客を取り残してバスは復路を出発しました。バスに乗り遅れの観光客グループが残した荷物は、JR阿蘇駅で降ろされて保管となります。

あそゆふ高原バスの運行コースに乗車して感じたことの1つは、阿蘇観光路線バスの運行回数が少ないこと。2つめは1日の長旅の運行コースの割りに観光降車の場所が、くじゅう花公園と阿蘇中岳の2箇所しかないこと、観光場所での見学時間が短いことです。特に、阿蘇中岳での観光停車時間の1時間では、ロープウェイの上り下りの乗車待ち時間を含めると、折角の壮大な火山噴火口の広域な風景展望の見学をするためには少し時間が足りません。当日は、まだ本番の夏休み前でしたので、観光客がそれほど混んでませんでしたので、ロープウェイの乗車待ちの時間は少なくて済みましたが、慌しい感じの火口見学でした。欲を言うと、火口周辺をも少し散策してみたり、さらには、草千里の浜と火山博物館なども見学してみたいと思いました。
別府から出て、湯布院駅(久大本線)と阿蘇駅(豊肥本線)のそれぞれで、往きと帰りの観光客の乗り降りを連絡させての運行のため余裕時間がとれないのですが、日本有数の人気観光路線でありますので、大変残念に思いました。

黒川温泉には、往路の道の逆行で阿蘇パノラマラインを通り、JR阿蘇駅利用の観光客を降ろしてから、やまなみハイウェイも途中まで往路の逆を進み、途中から左折して、第3泊目宿泊の熊本県黒川温泉(黒川温泉地図参照)には、15時20分ころにバス停に着き、宿の優彩には迎えの車で到着しました。

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