kan-haru blog 2012 諸河久写真展
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キヤノンギャラリー Sタワー(港区港南2-16-6)で、諸河久写真展「電車道」~日本の路面電車今昔(いまむかし)が7月5日から8月9日まで開催されましたので、8月6日に見に行きました。

キヤノンギャラリー S タワーへのアクセス
現在、東京都内を走行中の路面電車は、昨年都営交通が100周年記念を迎えて23年10月1日に花電車を走らせた都電荒川線(三ノ輪橋~早稲田12.2 km)(「イベント 都営交通100周年 荒川電車営業所で記念イベント開催と33年ぶりの「花電車」運転 その1~3」参照)と、東急電鉄の世田谷線(三軒茶屋~下高井戸5.0km)のみとなりました。

東急電鉄玉川線(1960年代 路面電車散歩路~日本の電車道 東京オリンピックの頃~)
1938年(昭和13年)に千住から大森に移転する前までは、父は千住から乗り継いで品川まで東京市電に乗って大森の会社に通勤していました。1943年(昭和18年)に都制が施行され、東京市電は東京都電となり、この頃の都電の営業キロは、約200kmで40系統が運行されていました。その頃何回か父の用事に付いて行き、有楽町周辺で乗車した記録があり初めての都電との出会いです。住居が大森であり都心に出る場合には京急電鉄で品川に出て、JRの山手線または京浜東北線に乗り換えて行くため、都電にはほとんど縁がありませんでした。
ところが、中学の2、3年生の1947年の頃社会科の授業で、上野の博物館へ2日間連続して出かける授業があり、コースは品川から集合の上野まで都電を往復利用することになり、図らずも1系統の都電に2往復乗車する機会がありました。都電は遅いとの概念がありましたが、当時は自動車の時代ではなく道路は空いており、思った以上に時間がかからずに到着し、途中の風景は都心の中心部の銀座通りや日本橋などのデパート概などの繁華街を始め、神田、須田町や秋葉原の電気街を通過する景色に感動して、路面電車にすっかり魅せられました。

品川駅前~上野駅間(1960年代 路面電車散歩路~日本の電車道 東京オリンピックの頃~)
しかし、大森から都心に出るときは、都電の乗換えに不慣れであるので、相変わらずに品川でJRに乗り換えて目的地に向かいました。目的地でJR駅を下車すると、駅前にはどこでも都電が走っています。
1955年(昭和30年)の大学時代には、校舎から目の先の駿河台下、小川町の靖国通りや、お茶の水の外堀通りには都電が何時も見られ、都電の1日の利用者数が174万人を越え、東京の交通の中心を担っていました。

お茶の水付近(1960年代 路面電車散歩路~日本の電車道 東京オリンピックの頃~)
1962年(昭和37年)には、都電の近代化が進み集電器もそれまでのポールからビューゲルになりました。就職の会社は、目黒から乗換で通っていましたが、乗換駅の目黒駅前には都電の車庫がありました。

目黒(1960年代 路面電車散歩路~日本の電車道 東京オリンピックの頃~)
丁度、都電のメッカ・銀座で育たれた諸河久さんが、鉄道写真を撮り始めたのは自宅付近を走っていた「都電」であり、それから「路面電車ファン」を自認して、カメラを携えて各地の路面電車を探訪し、1968年10月、未踏だった福井鉄道・軌道線を最後に全国路面電車撮影の旅を終えて写した、モノクロ作品を中心に約90点がキヤノンギャラリー Sで、7月5日~8月9日の日曜日・祝日を除く10時~17時30分に写真展が開催されました。

諸河久写真展の展示会場外壁面の路面電車写真
7月26日に見に行きましたが、着いた時間が17時30分近くのため会場を一回りして、著書の「私鉄の車両18京浜急行電鉄」(著者:飯島巌、花沢政美、諸河久、発行所:ネコ・パブリッシング、印刷所:大日本印刷、発行日:2002年7月1日初版)を購入し書籍にサインを頂きました。

購入図書に著者サインを頂く
会場の写真の観賞は、改めて8月6日に見に行きました。その際、同写真展で展示の作品が、かなり掲載している著書の「1960年代 路面電車散歩路~日本の電車道 東京オリンピックの頃~」(著者:諸河久、発行所:リプロアルテ、発売:メディアオパル、発行日:2011年5月1日初版)が品切れのため、Webで取り寄せて入手しました。

1960年代 路面電車散歩路~日本の電車道 東京オリンピックの頃~
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毎月1日付けのIndexには、前月の目次を掲載しております(9月分掲Indexへ)
・カテゴリー別Index イベント総目次 2012年版、2011年版、2010年版、2009年版、2008年版、2006・2007年版 へ
<前回 イベント ピアノコンサート2012 異業種交流会メンバーのホテル・メトロポリタンでのピアノ演奏会
次回 イベント 営業写真の開祖 1862(文久2)年に野毛に写真店を開いた下岡蓮杖の150年を遡る古写真展
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キヤノンギャラリー Sタワー(港区港南2-16-6)で、諸河久写真展「電車道」~日本の路面電車今昔(いまむかし)が7月5日から8月9日まで開催されましたので、8月6日に見に行きました。

キヤノンギャラリー S タワーへのアクセス
現在、東京都内を走行中の路面電車は、昨年都営交通が100周年記念を迎えて23年10月1日に花電車を走らせた都電荒川線(三ノ輪橋~早稲田12.2 km)(「イベント 都営交通100周年 荒川電車営業所で記念イベント開催と33年ぶりの「花電車」運転 その1~3」参照)と、東急電鉄の世田谷線(三軒茶屋~下高井戸5.0km)のみとなりました。

東急電鉄玉川線(1960年代 路面電車散歩路~日本の電車道 東京オリンピックの頃~)
1938年(昭和13年)に千住から大森に移転する前までは、父は千住から乗り継いで品川まで東京市電に乗って大森の会社に通勤していました。1943年(昭和18年)に都制が施行され、東京市電は東京都電となり、この頃の都電の営業キロは、約200kmで40系統が運行されていました。その頃何回か父の用事に付いて行き、有楽町周辺で乗車した記録があり初めての都電との出会いです。住居が大森であり都心に出る場合には京急電鉄で品川に出て、JRの山手線または京浜東北線に乗り換えて行くため、都電にはほとんど縁がありませんでした。
ところが、中学の2、3年生の1947年の頃社会科の授業で、上野の博物館へ2日間連続して出かける授業があり、コースは品川から集合の上野まで都電を往復利用することになり、図らずも1系統の都電に2往復乗車する機会がありました。都電は遅いとの概念がありましたが、当時は自動車の時代ではなく道路は空いており、思った以上に時間がかからずに到着し、途中の風景は都心の中心部の銀座通りや日本橋などのデパート概などの繁華街を始め、神田、須田町や秋葉原の電気街を通過する景色に感動して、路面電車にすっかり魅せられました。

品川駅前~上野駅間(1960年代 路面電車散歩路~日本の電車道 東京オリンピックの頃~)
しかし、大森から都心に出るときは、都電の乗換えに不慣れであるので、相変わらずに品川でJRに乗り換えて目的地に向かいました。目的地でJR駅を下車すると、駅前にはどこでも都電が走っています。
1955年(昭和30年)の大学時代には、校舎から目の先の駿河台下、小川町の靖国通りや、お茶の水の外堀通りには都電が何時も見られ、都電の1日の利用者数が174万人を越え、東京の交通の中心を担っていました。

お茶の水付近(1960年代 路面電車散歩路~日本の電車道 東京オリンピックの頃~)
1962年(昭和37年)には、都電の近代化が進み集電器もそれまでのポールからビューゲルになりました。就職の会社は、目黒から乗換で通っていましたが、乗換駅の目黒駅前には都電の車庫がありました。

目黒(1960年代 路面電車散歩路~日本の電車道 東京オリンピックの頃~)
丁度、都電のメッカ・銀座で育たれた諸河久さんが、鉄道写真を撮り始めたのは自宅付近を走っていた「都電」であり、それから「路面電車ファン」を自認して、カメラを携えて各地の路面電車を探訪し、1968年10月、未踏だった福井鉄道・軌道線を最後に全国路面電車撮影の旅を終えて写した、モノクロ作品を中心に約90点がキヤノンギャラリー Sで、7月5日~8月9日の日曜日・祝日を除く10時~17時30分に写真展が開催されました。

諸河久写真展の展示会場外壁面の路面電車写真
7月26日に見に行きましたが、着いた時間が17時30分近くのため会場を一回りして、著書の「私鉄の車両18京浜急行電鉄」(著者:飯島巌、花沢政美、諸河久、発行所:ネコ・パブリッシング、印刷所:大日本印刷、発行日:2002年7月1日初版)を購入し書籍にサインを頂きました。

購入図書に著者サインを頂く
会場の写真の観賞は、改めて8月6日に見に行きました。その際、同写真展で展示の作品が、かなり掲載している著書の「1960年代 路面電車散歩路~日本の電車道 東京オリンピックの頃~」(著者:諸河久、発行所:リプロアルテ、発売:メディアオパル、発行日:2011年5月1日初版)が品切れのため、Webで取り寄せて入手しました。

1960年代 路面電車散歩路~日本の電車道 東京オリンピックの頃~
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