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kan-haruの日記

大森町界隈あれこれ 第4回大田区加工技術展示商談会 モノつくり大田の工匠と優工場表彰その2

2011年07月08日 | 大森町界隈あれこれ イベント
kan-haru blog 2011 展示コーナー風景
         
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・加工技術展示商談会展示会場
受付を済ませて展示会場に進むと会場は結構混雑しており、展示コーナー間のスペースの商談席も出展者と顧客で埋まっていました。プレゼンテーション会場は、開始まで間がありましたので空いていました。

 加工技術展示商談会展示会場(:人場者で混んでいる展示会場、:展示会場に設けられた商談スペース、:開始まで間があるプレゼンテーション会場)

展示会場(展示会場のレイアウトその1参照)には、向かって左側の会場には除去加工と表面改質加工業者のコーナーがあり、右側の会場には付加加工、成型加工とその他の加工のコーナーが展示されており、各展示コーナーでは出展者と顧客との間で熱心に会話が行われています。

 展示会場風景(左上中上右上左下中下右下写真拡大)

大田区の工場は機械金属分野ですべての基盤技術関連業種が揃い、それらの産業に必要な精密加工や難加工を得意としており、展示出展企業は情報交換と技術交流を推進することを目的として出展しています。

 大田区の加工業

加工技術展示商談会展示企業を見ると、102の企業、団体が出展していますが、展示企業には大田ブランド登録の企業が23社参加しており、大田区ものづくり優秀技能者(大田の工匠)のいる企業が15社参加しており、大田区の加工技術のハイレベルの特長を示しています。

 出展者企業一覧

・大田ブランド
大田ブランドは、大田区の工業集積の強みやモノづくりに対する真摯な職人気質を継承し、未来に挑戦する企業活動をコンセプトとして、大田ブランド推進協議会に登録した企業です。登録企業で働く人は、高い技術力と志を持つ職人でありながら、現状に満足することなく常に技術の向上に励み、信念と誇りを胸にお客様の要望を超える解決策を探求し続ける、伝統と革新への挑戦を表現しています。

 大田ブランドのアイデンティティ

・大田の工匠
大田の工匠は、従業者数3人以下の企業で活躍している腕利きの職人の方に焦点をあて、「大田区ものづくり優秀技能者(大田の工匠100人)」として、5年間で100人(各年度ごとに概ね20人)の方の表彰を行い、その技能の継承及び後継者の育成に資することを目的としています。
平成22年度「大田の工匠100人」表彰式は3回目で、24人の工匠が選定され、1階大展示ホールで午前10時15分から「大田の工匠100人」の表彰式が行われました。

 平成22年度「大田の工匠100人」受賞者一覧

・優工場
人に優しい、まちに優しい、経営や技術に優れた工場を「優工場」に認定し、その中で特に優秀な工場を表彰し、大田区の工業に従事する人のやりがい、生きがいを引き出すとともに大田区企業の優秀性を内外にアピールし、大田区工業の振興を図ります。平成22年度の「優工場」の表彰企業は次の通りで、2社が加工技術展示商談会に出展しています。

 平成22年度「優工場」

・おおたグループネットワーク
加工技術展示商談会に出展している102社の中には東京都立産業技術研究センター城南支所と、大田区産業振興協会の2法人を除く企業は1グループ企業と残りの99社は単独企業です。このうちの「おおたグループネットワーク」はグループ企業で、中小企業6社の2代目の集まりで加工技術集団を形成し、伝統の先端技術を継承しネットワーク事業によりゆるやかな連携を図り、新たな大田区の次世代のモノづくりの展開を進めています。

 おおたグループネットワーク

おおたグループネットワークは、2009年に有限会社東新製作所(製缶板金、平成21年優工場認定)の取締役石原幸一氏等により、有限会社カシワミルボーラ(金属部品機械・切削加工)、渡辺研磨工業(バフ研磨)、有限会社タップス(光造形、金型部品加工)、有限会社丸鷹製作所(旋盤加工)、株式会社協福製作所(溶接、製缶、機械加工)、株式会社ベルズ(機械加工、機械販売)の6社により結成し、ものづくりに携わる企業間が連携を取りながら、情報交換や技術の向上に取り組みながら、さらなる経営力の向上を目指しています。
おおたグループネットワークでは、現在、大田区工業関連のネットワーク事業化計画が進行しています。大田区を中心として京浜エリアの中小モノづくり企業が、本格的に連携を試みる新しい機会となります。製造に関し、お困りの事がございましたら是非ご相談下さいとのことです。

 展示コーナーの前でおおたグループネットワークの抱負を語る二代目
 
・特別講演
展示会イベントの特別講演は、4階コンベンションホールで第1回目が11時から講師が三菱化学株式会社 執行役員 OPV事業推進室 室長星島 時太郎 氏により「次世代太陽電池が果たす産業界への役割~化学会社が手がける軽量・薄膜・フレキシブル太陽電池、有機太陽電池の夢の実現に向かって~」の演題で行われ、第2回目が13時30分から講師が株式会社本田技術研究所 四輪R&Dセンター 第0技術開発室 室長 主任研究員櫻原 一雄 氏により「将来のパワートレインの主流は何か?~次世代自動車のHondaの取組み~」が行われました。
なお、特別講演者企業の三菱化学株式会社と株式会社本田技術研究所では、展示会場の中央のプレゼンテーション会場の左右に企業の参考製品が出展されていました。

 特別講演企業の参考出品(:三菱化成(株)参考出品、:(株)本多技研参考出品)

・プレゼンテーション
プレゼンテーションは、おおたグループネットワークの他3企業により、14時50分から16時40分までプレゼンテーション会場で行われました。

 プレゼンテーション演題

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