稲刈りを業者に頼んだ家がある。「見物させて下さい」と言ってジュースを飲みに行く。
中年男性2人での営業である。4条刈りのコンバインで刈り取る。
田圃の隅の部分も、ほとんど手刈りをしないで、機械で綺麗に刈り取る。
刈り取った穂をこぼしたり、刈り取らずに下に敷いてしまったりはなく、
職人技で刈り取る。感心して眺めた。1反を40分ほどで刈取り、直ぐに退散。
また次の家の稲刈りをするとのことである。さすがプロの技である。
それに比べると我が家の下手さ加減。あちこちに稲穂が落ちている。
亡父が見たら、嘆くことであろう。「米を粗末にすると、眼がつぶれる。」と言われ続けてきた。
1950年ごろには、田圃は大切な財産であった。現在では負の財産である。
田圃を手放したいと思うと、坪1000円~3000円ぐらいとのことである。
以前は、坪30万円の値段が付いた時もある。
色々な面で世の中は大きく変化し、今も変化しつつある。