綾小路きみまろ著 「人生は70代で決まる」を読む。
若い頃は、きみまろ氏の漫談に好意を持てなかった。
女性をバカにしているとの印象があった。
高齢者の仲間入りをしてからは、「観察力抜群」と、評価している。
きみまろ氏の本を貸してくれた人は、「面白いから読んでごらん」と言う。
読み進むにつれて、真面目な努力家との印象が強くなった。
特に感心したのは、他人の悪口を言わないようにするとの言葉である。
「悪口を言いたくなった時は、それを愛ある毒舌に変えたい」とのことである。
「愛ある毒舌」は、簡単には出てこない。平生から意識して、物事を考える習慣が必要。
「他人の悪口は蜜の味」との言葉通り、2人寄れば悪口が話題に上らないと、話が進展しない。
今後はきみまろ氏を見習うことを目標にしよう。心穏やかに残り人生を送りたい。
参考になる事の多い本であった。