フッフッフの話

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本屋大賞受賞作

2019-07-15 20:06:51 | 

 瀬尾まいこ著 「そして、バトンは渡された」が、2019年本屋大賞受賞作である。

知人が、「面白いから読んでごらん。」と言って貸してくれる。

歳を取ると心が狭くなるらしく、新しい作家の作品にはほとんど手を付けない。

よいチャンスと思って読み始めた。文章は素直にスイスイと進む。

人間関係も明るく淡白である。資料飲料水を飲んでいるような気分である。

17歳の優子を中心として物語は展開するが、家庭環境が複雑で、17年間に親がコロコロと変わる。

その度に名字も変わる。”優子”の名前だけが変わらない。その複雑さもさらりと流している。

最後はハッピーエンドらしいが、心理描写もあっさりし淡白な味である。

善意の人達ばかりが揃っているような世界である。

あっさりした冷やし中華の味がする。まだ1/3程度しか読んでいないので、今の感想である。

 

 

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