ジャム

　Ｋ氏より手作りのジャムを頂く。
ジャムが届いたとたんに、蓋を開けひとなめした。
これが甘過ぎもせず、水っぽくもなく美味しい。
「負けだなー。主婦だと大きなことは言えないな」と思う。
奥様が入院中なので、Ｋ氏は主夫業をしている。
今からの同居人としての、あらまほしき姿だと思う。
自分の食べる物は、自分で料理する能力を持つのが、人間の基本的能力ではないだろうか。
「男子厨房に入るべからず」は、昔の大家族時代の話。
現在は、お互いに自立して、同居人がいなくても生きられるようになりたい。
夫婦は「一心同体」の時も必要だろうけど
経済的、精神的両面で二心二体として、
自立し助け合い向上していくというのは、理想に過ぎないだろうか？