山陽道(「西国(さいごく)街道」とも)が東西を結ぶ街道とすれば、出雲(いずも)街道・石見(いわみ)街道は山陰と山陽の南北を結ぶ街道。
【問題】
広島と出雲・石見を結ぶ街道として古くから栄え、造り酒屋や醤油醸造所といった商家が残り、古い町並みを楽しむことができる町は次のうちどれでしょう?
1.横川 2.五日市 3.瀬野 4.可部
【ヒント】
出雲街道・石見街道は南北を結ぶ街道になるので、広島より北にある町になる。
ひろしま通認定試験は2009(平成21)年12月6日(日)実施です。
【正解】
4.可部(かべ)
【解説】
可部は、古くから広島と島根県の石見銀山とつなぐ石見街道、出雲大社につながる出雲街道など、交通の要衝(ようしょう)として発展。
山間部や山陰地方の鉄や銅、瀬戸内の塩・干物などの特産物の中継地となり、また、太田川の川船によって瀬戸内海から届く塩や海産物が取引された。
これによって可部の町には大商家があらわれ、白壁・切妻・出格子(でごうし)・うだつの残る古いたたずまいの家が数多く残る。
毎年5月の最終土日には、280年以上続く伝統行事の高松山大文字まつりが行われる。
山頂付近に、タテ80メートル、ヨコ40メートルの「大の字」を、約80個の電球を使って光で文字を作る。
高松山は可部町の中心部にそびえる山で、山頂近くには「高松神社」があり、火除けの神が祀られている。
むかし、可部の町が大火があり、再び火を出さぬように建てられた。
山頂には「高松城跡」があり、この城は戦国時代、毛利輝元に従って広島城に移るまでの熊谷氏の居城だった。
可部にある大和重工株式会社が、国内でただ1社、五右衛門風呂を生産している。
JR可部駅西口広場には、同社の五右衛門風呂と大羽釜のモニュメントが飾られている。
五右衛門風呂 施工例 大和重工株式会社
祖母の家には、昔、五右衛門風呂があった。
体の心から温まって、あまり湯冷めをすることもなかったように覚えとる。
寒うなってきましたのう。寒い日は風呂に入って温まりましょうや。
今日は、可部の町を勉強をさせてもらいました。
国内で唯一、五右衛門風呂を作っている会社が可部にあるのは、今回はじめて知りました。
今日もひとつ勉強になったでがんす。
今回は、「ひろしまファンクラブ 第207号 平成21年(2009年)10月1日(木)発行」から出題させてもらいました。感謝!
「ひろしま通」の過去問は、「ひろしまファンクラブ」というメールマガジンに出とります。このブログの問題はここから出題しますけぇ、興味のある人は、メールマガジンを取ってみんさい。
ほいじゃあ、またの。
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