通でがんす

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(旧ブログタイトル:通じゃのう)

朝焼け 2014年12月10日~はったい粉~

2014年12月10日 | 日記






2014年12月10日(水)

旧暦/10月19日

月齢/17.6

日の出/7時05分

撮影時間/6時36分





~はったい粉~






『3時のおやつ』(ポプラ文庫 2014年)という本を読みよったら、

推理小説家の天野頌子(あまの しょうこ)さんが、

はったい粉について書かれとった。





子どものころ、

九州の佐世保市に住んでいた天野さんは、

夏休みになると広島県にある祖父母の家で過ごしていた。





佐世保ではったい粉を食べたことがない天野さんにとって、

はったい粉は広島だけでしか食べられない

「スペシャルなおやつ」という位置づけじゃったそうな。





ほぉかぁ? わしが子供のころもおやつでよう食(く)いよったが、

そげな特別な食いもんじゃなかったがのう

と思いながら読んでいくと…。





広島県出身の友人3人に

「子どものころ、はったい粉食べたことある?」

と尋ねてみると、なんと全員から「あるよ」との回答があった。





それに対して天野さんは、

「昔の広島人、どんだけはったい粉が好きやねん」

ツッコミを入れとられた。





ほんまかいや?

と思いながら、『広島県大百科事典』(中国新聞社 1982年)をめくってみると、

「はったい粉」という項目は、なかった。





…ここまではったい粉について書いてきたが、

はったい粉ってなに?

という疑問を持たれた方には、説明が必要じゃろう。





オオムギを炒って挽いた粉。

焙煎してあることにより、消化しやすく、素材の甘みがあり香ばしさがある。

(「はったい粉」ウィキペディア)






天野さんの場合、夏じゃけぇかもしれんが、

はったい粉に砂糖と冷水を入れよったということじゃが、

わしのお袋は、必ずお湯を入れよった。





それをかき混ぜて(練って?)、

パサパサでもなく、トロトロでもなく、

ちょっと粉っぽいモサモサした食感に仕上げてから、いただく。





砂糖の甘味がきいて、

決してリッチじゃないが、わしにとっちゃ

おいしいおやつのひとつじゃったのう。





あー、ひさしぶりにはったい粉が食いとうなった。





↓天野頌子については、こちら↓

「作家紹介 天野頌子」らいとすたっふ





↓『3時のおやつ』については、こちら↓

「3時のおやつ (ポプラ文庫)」amazon





ほいじゃあ、またの。
コメント
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