2014年12月8日(月)
旧暦/10月17日
月齢/15.6
日の出/7時04分
撮影時間/6時35分
~西の風、晴れ~
昨日の(12月7日)NHKラジオ深夜便
午前4時からの「昭和史を味わう 第10回 日本とアメリカ戦争への道」で、
真珠湾攻撃を取り上げとった。
真珠湾攻撃は、今から73年前の1941年(昭和16年)12月8日未明、
日本海軍が、ハワイの真珠湾にあるアメリカ太平洋艦隊に対して行った奇襲攻撃。
これを機に日米開戦となったんじゃの。
放送の中では、
真珠湾攻撃の当日、海外放送で繰り返し放送された
「西の風、晴れ」について取り上げてとった。
ふつう、天気予報が放送されん時間帯での
「西の風、晴れ」は、
実は暗号だったというんじゃ。
どういう暗号かというと、
外交関係が断絶するような非常事態が起きて、国際通信が使えなくなったとき、
短波の海外放送で次のような放送を流すことになっとった。
日米関係が危険になった場合=東の風、雨
日ソ関係が危険になった場合=北の風、曇り
日英関係が危険になった場合=西の風、晴れ
そして、「この放送を聞いた在外公館は、
すべての機密文書を焼却せよ」
との通達が外務省から出されたそうじゃ。
真珠湾攻撃が起こったということは、
日米関係が危険になった場合なので、
本当は「東の風、雨」と放送せんといけんはずじゃった。
ところが、実際に放送されたのは、
「西の風、晴れ」。
なぜこういうミスが起こったかは、今でも謎じゃそうな。
ほいじゃあ、またの。