ねぶた
那智の滝
文覚上人
「先日、『宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海』を観にバルト11に行ったとき、イオンモール広島府中の入り口に「ミニねぶた 那智の滝(なちのたき)」が飾ってあったけぇ、写真を撮ってきた」
「ねぶたって、青森のねぶた祭なんかでやっとるやつじゃね」
「青森いうたら、10月の31日(金)から11月3日(月・祝)まで、青森のうまいもんフェア催しをやってんじゃそうな」
「それの告知いうことか」
「いうても、こげに小(こ)まいけど、本物のねぶたを見るのは初めてじゃ」
「ほんまよね。ところで、那智の滝いうたら、和歌山県にある那智の滝のことじゃろ?」
「ほうじゃの。那智大滝(なちのおおたき)は国の名勝に指定されとるし、ユネスコの世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』の一部でもあるんじゃ」
「その那智の滝とねぶたと、どういう関係があるん?」
「那智大滝の下流にある滝が「文覚(もんがく)の滝」と呼ばれとる。この滝に打たれとるんが、文覚上人(もんがくしょうにん)というお坊さんじゃ」
「この人が文覚上人で、何か背中に背負うとってじゃねと思いよったけど、これ滝なんじゃね」
「文覚上人は、この滝で荒行(あらぎょう)をされとってんじゃ」
「なんで?」
「文覚上人はもと、遠藤盛遠(えんどう もりとお)という名の武士じゃった。彼は、人妻である袈裟御前(けさごぜん)に一目ぼれしてしもうたが、しょせんは道ならぬ恋。誤って彼女を殺してしもうたところから、出家した」
「で、ここで荒行をされとると…」
「熊野へ参ったあと、音に聞こえし那智の滝に打たれてみんとばかり、真冬の那智の滝に打たれるという荒行をされたそうじゃ」
「で、荒行はどうなったん?」
「文覚上人は寒さのために凍死する寸前、不動明王(ふどうみょうおう)のお使いの童子(どうじ)2人に助けられて、修行を成就されたということじゃ」
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イオンモール広島府中
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「世界遺産 那智の滝(なちのたき)」Groove wakayama
撮影日:2014年10月19日
「今日は、イオンモール広島府中の入り口に飾ってあるミニねぶた、那智の滝について話をさせてもらいました」
「ほいじゃあ、またの」