平和1丁目 ~牧師室より~

福岡市南区平和にあるキリスト教の平尾バプテスト教会の週報に載せている牧師の雑感

2013年5月12日 憲法のことをよくよく考えてみましょう

2013年05月25日 12時36分17秒 | Weblog
憲法のことをよくよく考えてみましょう

 去る4月28日、政府は東京の憲政記念館で「主権回復・国際社会復帰を記念する式典」を開きました。講和条約発効から50周年の節目にあたる2002年の4月28日に、自民党が沖縄、奄美、小笠原はアメリカの施政下におかれたまま、主権を回復し、外交権を取り戻しましたが、独立国としては不完全な形で推移していると言わざるを得ません。戦時中、日本が歩んできた植民地支配と侵略の歴史をよく考え、誰でも理解できる総括をはっきりとすべきでありましょう。
 今の政府自民党には、憲法改正を目指す動きが強く見られます。国民は各自が一番よいこと、正しいと思うことを主張してよいわけですが、戦中戦後の日本国の指導者には、国民を人間として尊重する基本的な精神がうすいと言わざるを得ません。限られた紙面では意をつくしませんが、今の日本国憲法二四条には、個人の尊厳と男性、女性の本質的平等の語句がはっきりと書かれています。私たちは、神様から与えられた人格を与えられて、生まれてきているのです。
 これからの日本の将来がどのような方向に進むのか、極めて大切な岐路に立つことになると思います。教会は、愛する兄弟姉妹とともに聖書に聴き、学び祈って、それぞれ神様の導きを受けて歩みたいと思います。

松村師

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