インマヌエルの神を想う
クリスマスの夜、「エチオピア飢餓街道を行く」というテレビ番組があった。イギリスのあるジャーナリストが、その飢餓に苦しむ村の一家庭に厄介になり、そこの人々と同じ食生活を送りながら、彼らの事情をレポートするというものだった。夫婦と子ども3人の家庭に、2ケ月で25kgの穀物が配給されるだけ。本来は、もっと多くをもらえるはずなのに、実際はこれだけである。
それは、その村では、9000人の人々が配給を受けているのであるが、国からは1000人分の配給しか来ないからだそうだ。これらの食料は、1ケ月もたたないうちに底をつき、あとは、キャベツと呼ばれる野草を食べて生活をしている。それも、毎日あるとは限らない。 取材をしているジャーナリストは、彼らと同じ食生活の中で、1ケ月で19kgも痩せてしまった。1ケ月で限界となり、彼は取材を終えて帰る日、「あなたたちのことは忘れない」と言って挨拶をしていた。
彼らは、この取材をしたジャーナリストに、「あなたは、私たちと同じ体験をしてくれた、私たちと同じように生活してくれた、私たちのことを理解してくれた、そのあなたに感謝する」と夫婦そろって挨拶した。
先日、私は、ある友人から、「イエス・キリストは、いつも一緒にいてくれると言うが、それだけだろう」と言われた。その方の負っているものの大きさゆえに、私は言葉に詰まった。しかし、今思う。たとえ、それだけだとしても、このようなお方が他にいるのだろうか。
平良師
クリスマスの夜、「エチオピア飢餓街道を行く」というテレビ番組があった。イギリスのあるジャーナリストが、その飢餓に苦しむ村の一家庭に厄介になり、そこの人々と同じ食生活を送りながら、彼らの事情をレポートするというものだった。夫婦と子ども3人の家庭に、2ケ月で25kgの穀物が配給されるだけ。本来は、もっと多くをもらえるはずなのに、実際はこれだけである。
それは、その村では、9000人の人々が配給を受けているのであるが、国からは1000人分の配給しか来ないからだそうだ。これらの食料は、1ケ月もたたないうちに底をつき、あとは、キャベツと呼ばれる野草を食べて生活をしている。それも、毎日あるとは限らない。 取材をしているジャーナリストは、彼らと同じ食生活の中で、1ケ月で19kgも痩せてしまった。1ケ月で限界となり、彼は取材を終えて帰る日、「あなたたちのことは忘れない」と言って挨拶をしていた。
彼らは、この取材をしたジャーナリストに、「あなたは、私たちと同じ体験をしてくれた、私たちと同じように生活してくれた、私たちのことを理解してくれた、そのあなたに感謝する」と夫婦そろって挨拶した。
先日、私は、ある友人から、「イエス・キリストは、いつも一緒にいてくれると言うが、それだけだろう」と言われた。その方の負っているものの大きさゆえに、私は言葉に詰まった。しかし、今思う。たとえ、それだけだとしても、このようなお方が他にいるのだろうか。
平良師