状況に追いつくように
テレビのニュースでドイツの教会事情が紹介されていた。経済的な理由から、約2200くらいの教会が閉鎖に追い込まれているというのである。どうして経済的に困窮してきたかというと、若者が教会から離れているからだという。
伝統もあり、制度的にも整っていて、微動だにしないと思われていたあの国の教会が。伝統にどっかと腰を降ろしていたのではなかろう。いろいろな手立てを講じたが、若者の心を捉えることができなかったのだ。
日本はどうか。かつて1%と言われていたキリスト者人口だが、それも今や危うい。日本の教会もまた、閉鎖したり統合したりという状況がちらほらと見え始めた。福音に力がないのではない。
魂の渇きを癒してくれそうな場所が、今や至るところにできていて、広い門を多くの人々が入っていく。しかし、真実に救いへと導くことのできる福音を提示できるのはキリストの教会だ。豊かで力ある福音の中身を私たちは満々としたスピリットをもって必死に伝えようとしてきただろうか。
私たちが今ある教会の姿を少しでも喜ばしいものと思えるなら、それは普段の努力と祈りと、そして、神様のそれらに与えられた恵みであることをおぼえておこう。このままでいいと思ったとき、それは現状維持に留まらず、下降に転じるのは必至だ。
神様の恵みの広がりに、日々参与させられている私たちだが、主はずっと先を歩んでおられて手招きされているのではないか。早く状況に追いつくようにと。
平良 師
テレビのニュースでドイツの教会事情が紹介されていた。経済的な理由から、約2200くらいの教会が閉鎖に追い込まれているというのである。どうして経済的に困窮してきたかというと、若者が教会から離れているからだという。
伝統もあり、制度的にも整っていて、微動だにしないと思われていたあの国の教会が。伝統にどっかと腰を降ろしていたのではなかろう。いろいろな手立てを講じたが、若者の心を捉えることができなかったのだ。
日本はどうか。かつて1%と言われていたキリスト者人口だが、それも今や危うい。日本の教会もまた、閉鎖したり統合したりという状況がちらほらと見え始めた。福音に力がないのではない。
魂の渇きを癒してくれそうな場所が、今や至るところにできていて、広い門を多くの人々が入っていく。しかし、真実に救いへと導くことのできる福音を提示できるのはキリストの教会だ。豊かで力ある福音の中身を私たちは満々としたスピリットをもって必死に伝えようとしてきただろうか。
私たちが今ある教会の姿を少しでも喜ばしいものと思えるなら、それは普段の努力と祈りと、そして、神様のそれらに与えられた恵みであることをおぼえておこう。このままでいいと思ったとき、それは現状維持に留まらず、下降に転じるのは必至だ。
神様の恵みの広がりに、日々参与させられている私たちだが、主はずっと先を歩んでおられて手招きされているのではないか。早く状況に追いつくようにと。
平良 師