平和1丁目 ~牧師室より~

福岡市南区平和にあるキリスト教の平尾バプテスト教会の週報に載せている牧師の雑感

2011年11月20日 鬨の声と賛美の声

2011年12月18日 23時54分15秒 | Weblog
     鬨の声と賛美の声

 今年のエリコの城壁は、堅固であった。「エリコは、イスラエルの人々の攻撃に備えて城門を堅く閉ざしたので、だれも出入りすることができなかった」と書かれている。ところが、神様は、この城壁で囲まれた町の回りを一日一周して、それを6日間続け、それから、7日目には七周回って、祭司たちが雄羊の角笛を鳴らし、その後、イスラエルの民が鬨の声をあげたなら城壁が崩れ落ちる、と言われた。
 そして、そのとおりにしたところ、あれほどに強固だった城壁が崩れ落ちたのだった。これは、神様のなされた奇跡のお話である。しかし、ダンスによる振動が原因で、その教室の入っていた韓国の、ある高層ビルが地震のときのように揺れたというニュースを先日聞いた。地震ではなく、音や何かの振動でも、建物が崩れることは十分ありうるのである。
 さて、今度の大名の礼拝堂は、いかなる音響になるだろうか。最善を尽くして、よい物ができるようにしたい。気持ちよく讃美できる平尾教会のような環境になったらよいが。全然響かないのも困るし、ワンワン響きすぎるのも困る。気持ちよく讃美できて、気持ちよく音楽を聴くことができるような音響になって欲しい。
 こればかりは、専門家に依頼するまでの予算がとれなかったので、とにかく出来上がるまではわからない。祈るばかりだ。鬨の声は、城壁を崩れ落とした。讃美の声は、頑な心の城壁を崩してくれるだろうか。壁を前に立ち尽くすことをやめ、一歩前進したい。


平良師

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