台風シーズンに台風が来なかったため、水位低下が著しい琵琶湖で坂本城の湖中石垣が姿を現したとのニュースが流れました。
特に珍しいことでもなく、水位がマイナス50センチを越えれば出てくるらしいのですが、大河ドラマ『麒麟がくる』放送直後でもあるため話題になっているようです。
早速行ってみました。
朝早く行ったので、琵琶湖から朝日が登ってすぐの時間に立ち会うと、すぐ横に虹も現れる風景に出会えました。
普段、城址公園になっている場所から琵琶湖沿いに北に100mくらいの場所に湖中石垣はあります。
伝承では本丸跡になっている場所の東にコの字形の石垣列が湖中石垣です。
南側の石が出ていて、南隅の石から北に22mの根石が残っていますが、その北部分はまだ水の中でした。
北隅から船着場沿いにまた根石列があります。
坂本城址の調査報告書によると南北の根石はすべて残っているようで、石列の確認ができていました。
また小ぶりの石(栗石・裏込石)も多く散乱していました。
平成6年の渇水では100センチを超えたためにもっと水が引いていましたが、この先どこまで水位が下がるのかも気になります。