彦根の歴史ブログ(『どんつき瓦版』記者ブログ)

2007年彦根城は築城400年祭を開催し無事に終了しました。
これを機に滋賀県や彦根市周辺を再発見します。

『琵琶湖周航の歌』をめぐる4 一番「大津港」

2016年06月06日 | 史跡
1.われは湖の子 さすらひの  旅にしあれば しみじみと
 昇る狭霧や さざ波の 滋賀の都よ いざさらば



出発の地は、小口が在籍していた第三高等学校水上部の艇庫があった場所です。ここは琵琶湖疏水の入口でもあります。

「我は湖の子」で始まる歌詞ですが、最初は「水の子」(読み方は同じ)としていたそうです。
「のぼる狭霧」との情景が出てきますが、狭霧は秋の季語。なぜ6月27日に秋の季語を入れたのか?もしかしたら本当に霧が出ていたのかもしれません。
続く「さざなみ」は近江の枕詞なので滋賀の都(大津宮?)の枕詞にしたのでしょう。これは出発の歌詞でした。

ちなみに『琵琶湖周航の歌』はいくつかの歌詞の変更がありますので、資料館の展示からそれも紹介します。



所在地 大津市大津港近く(琵琶湖疎水入口付近)
コメント
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