晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

シデ山案内板 3/1

2013-03-01 | 山・峠

2013.3.1(金)曇、雨

 昨日は4月中下旬の気温とかで暖かく、天気も良かった。今年は昨年ほど雪も積もらなかったのになぜか冬の間は動かない。動かなくてもいいんだ、ストーブリーグなんだという気持が優先する。
 ところがこう暖かくなると急に焦りを感じてくる。
ウッドデッキ、ドッグランどの作製はもちろん、秋冬野菜の片付け、ジャガイモの植え付け、椎茸菌の打ち込み、薪集め、芝の草引き、看板書換など山積み。
 冬の間溜まりに溜まった山行きプラン、自転車乗りも再開しなければならない、盃状穴探しも本格的に、、、、なーんておもっていたら桜井さんから連絡が入り、薪を取りに行く。
 今回は里にある木なので気が楽だが、本格的に取りに行きたい山はまだ白い雪が残っている。残念というよりは安心する、もっと先でいいわけだ。

 桜井さんの工房に行くと、シデ山の看板が出来上がっていた。ルート案内図と周囲の山の載った俯瞰図である。ブリキ板にペンキで描かれた立派なもので、登山の中継点になる”みと”に設置される予定だ。P1030988 P1030990




鳥の巣箱も一緒に設置予定、おしゃれじゃねーか。

 みとの展望台で周囲の山々を見ながら、北近畿の山に想いを馳せるなんてのは最高の楽しみである。
 北近畿の山は概して眺望が悪い、汗して登っても植林の中にピークがあったのでは堪らない。その点このみと展望台やシデ山頂は絶好の景色が拡がっている。
 また、みとから直登して稜線に上がる新道は今シーズンには完成するそうだが、振り返り、振り返りつ変わってゆく景色が絶妙だということだ。P1030292
 



みとから、畑口川、舞鶴、丹後半島方面。(2012.11.16)

 そしてもうひとつ嬉しいニュース、鳥垣渓谷、シデ山の登山パンフレットがもうすぐ出来上がるそうだ。いままでお勧めする人には口頭で、あるいはメモ書きで案内していたが、これからはわかりやすいパンフレットで一目瞭然、安全で楽しい登山をして頂けるようになるだろう。P1030299
 



シデ山頂から和知、三和、篠山方面(2012.11.16)

 上林に名山数あれど、無名の山をここまで整備、公開されたことはとても素晴らしいことだと思う。人間国宝にニンテ~。

【晴徨雨読】158日目(2007.3.1)久高島~奥武島
久高島にもいくつかのカー(井泉)があって、かつては生活用水を得ていたのだが今では歴史遺産として残っている。大切な場所であるだけに必ずといって良いほど拝所となっている。橋川、徳仁川となっているが、川ではなくて井泉(カー)である。Img_2880 Img_2903
 



 斎場御嶽(セーファーウタキ)は世界遺産登録とかで観光地になっていて面白くない。しかし岩や森に霊的な存在を感じて聖域にするのは日本中どこでも共通のようだ。Img_2913




三角岩



 【作業日誌 3/1】
薪集め
散髪

【今日のじょん】:昨日、ゆきちゃんとジローが来じょんし、出来たてのデッキに乗って頂いた。ジローが生きてる間にドッグラン作ってよ。あっ、そうそう、ジローのジャーキー50本大食い事件があったんだって、、、。P1030985




「ジャーキー大食いしたんだって」「まあね」P1030982




「ネエネエ」「シラシラ」

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雨読 地名を歩く(3) 2/28

2013-03-01 | 雨読

2013.2.28(木)快晴

 大角座(ウフカクジャー)のジャーと井泉のジャーが区別がつかない旨書いたが、話し言葉として聞いてみる必要がある。本の上ではジャーで同じだけど、聞いたら別なものかもしれない。
 水に関してもうひとつグムイというのがある。表記は小堀となるのだが、池という意味のようなのだが、一筋縄ではない。有名なのはタナガーグムイである。訪れたときには一体何を言うのか解らなかったけれど、案内書には「海老の淀み」とあった。タナガーというのは手長海老の手長の部分が訛ったもので、グムイは水が溜まって淀んだ所ということだ。
 実際のタナガーグムイは川の一部が大きな池となっていて、上流側は滝から水が注ぎ、下流側は自然と流れ出ている。池といって良いだろう。
Img_2794 Img_2795
 



タナガーグムイの水の入口と出口

座閒味の阿護の浦には唐船グムイといって、避難用の船だまりがある。クムイの語源は、魚が産卵するために川底に作る窪みのことだそうだ。なるほどそれが池、沼という風に発展しても納得できる。また、満潮時に寄ってきた魚を垣をこしらえて捕らえる漁法があるが、その際魚の溜まる窪んだところをグムイと呼ぶ。
 クンジャーのように「水を汲む」から来ているのかと思いがちだが見当違いのようだ。
 生活用水でない田畑に使用する湧き水は、ンズミ(泉)、ワク(湧)という。伊江島の湧出(ワジー)などはその例だろう。
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沖縄本島中南部では琉球石灰岩地帯とその下層の泥炭層の間に湧水が出る。繁多ガーもそうだし、この湧出(ワジ)も同様だろう。

 水に関するものを取りあげて紹介してみたが、本の紹介とかけ離れてしまった。
本書は琉球新報の日曜版に「地名を歩く」という題で連続掲載されていたものを元に書かれている。従って幾人かの筆者によって書かれており、幾分タイプが異なる。地名考証に対する考え方の違いがかえって面白く感じる。ただ、地元新聞に掲載されたものだけに、地元の人には何でもないことが難解に感じることもある。
 沖縄地名を研究するには、沖縄方言、訛方を知らないと始まらない。オキナワがウチナーとなる訛はなかなか理解できない。おわり

【晴徨雨読】157日目(2007.2.28)コザ~久高島
 コザ市は現在沖縄市となり、小中学校や店舗などに地名が残っている。コザは米軍駐留に伴い発生した地名だが、諸説あってこれだという決め手は無いようだ。コザ暴動は40数年前に起こった事件で、わたしたちの年代のものには記憶にあるところだが、未だに米兵による犯罪や事故は続いており、歴史というのは一体何なんだと思ってしまう。
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コザの市内は面白くも何ともないが、中乃湯は最高、おじーおばーの社交場だ。

久高島は思いつきで渡った島だが、強烈な印象の島であった。旅行記の中でも最も筆が進んだところなので本文を覗いて頂きたい。
Img_2859
 




クボー御嶽やカベール岬など有名な場所よりも人知れない拝所が島人の信仰を感じられる。イシキ浜だったろうか、丸石信仰もあるのだろうか。

【今日のじょん】:年賀状代わりの寒中見舞いが書けなかったので、なごり雪で春の到来を撮ろうと思ったのだが、上手く撮れない。暑中見舞いにしようかな。P1030976




ちなみに昨年の今日、2月28日はコレ。P1010198
 

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