晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

米さんのこと 続・山行 3/10

2013-03-10 | 日記・エッセイ・コラム

2013.3.10(日)雨

 厳冬期空木岳
 冬富士の翌年だったろうか、冬の中央アルプス、空木岳を目指した。伊那谷側の一般ルート池山尾根といったろうか。駒ヶ根で食糧燃料を仕入れ入山、池山の避難小屋までラッセルしながら登る。
 天気予報はあまり良くなかったと思うが、とにかく2日二晩雪が降り続いた。もう少し上に上がってからアタックしようという計画だったと思うが、その積雪に負けてしまった。
 わたしは冬山といっても大人数で山に入る合宿しか経験が無かったので、ラッセルといってもさほど苦に感じていなかったのだ。それに大勢で登ると、事故に対する責任感というのも希薄になるものである。ところが二人となるとそれがもの凄く重圧になるのだ。そういう意味でわたしは精神的に弱かった。総てを信頼してわたしに任せている米さんに申し訳ないという気持が今でも続いている。
 2日二晩米さんと話し続けたが、一体何を話したか憶えていない。例によって下山を決めると天候はうってかわってスカ天となり、駒ヶ根高原も春のような雪原になっていた。


 岩登り 千石岩
 これも学生時代のことである。雑誌岳人の古書に大津の千石岩のことが載っていた。かなり旧い記事で、わたしたちは書いてあるとおり京阪別所駅から歩き始め、沢をつめ、雑木林の斜面を登って行くと、妙なことにゴルフのボールがやたら落ちている。
 やがて岩が見え始め、近づくと何と立派な岩塔だ。花崗岩のしっかりした岩である。しかし琵琶湖側は傾斜がきつく、当時の技術ではいわゆる人工登攀というもので、山側は誰でも登れる斜面で地元の子供達も遊びに来て登っていた。その時の子供と一緒に写っている写真が残っている。
 人工登攀をして撮った写真を年賀状に使ったことがあるが、それがその時のものかは解らない。
 さて事件はその後に起きた。千石岩からさらに奥に道が続いている。なんだろうと思ってその道を行くとすぐに広い駐車場に出る。皇子山カントリーの駐車場だ、古い記録を見てやってきた岩場なので、そこにゴルフ場が出来ているなんて知らなかったのだ。二人顔を見合わせて苦笑い、この岩場には誰も下の沢から歩いてくる者はいないようだ。帰りはゴルフ場の取り付け道を歩いて帰るが車道のためやたら長い。ゴルフ帰りの車をつかまえてヒッチハイク、別所駅まで送ってもらってこの日は終了、なんとも不思議な岩登りだった。

【作業日誌 3/10】
薪割り

【晴徨雨読】167日目(2007.3.10)鹿児島~都城
タイトルのとおり雨の日には滞在して読書に勤しむというのがコンセプトなんだが、諸般の事情で雨中の走行となるときが多々ある。そういうときに限って、やたらと寒かったり、えらい坂登りだったりする。ベスト3を選ぼうと思っているのだけど、どうやってもベスト4となる。その1日がこの日である。
No.1 川湯温泉~白浜温泉(2006.12.14、66Km 中辺路Img_2226





No.2 御殿場~富士吉田(2006.11.26 47Km 篭坂峠)Img_1875





No.3 石岡市~筑波山(2006.11.11 41Km 不動峠)Img_1691





No.4 桜島~都城(2007.3.10 84Km 天窮坂)Img_3116  




雨の桜島

【今日のじょん】:朝、表に出ると庭の中の変なところでおしっこをする。どうやら昨日モモ姉さんが来て居たところらしい。夕方になっても同じところでするので、やっぱりという感じである。おみやげにのどごし生1ケースとラティスのガーデン用品を戴いた。P1040036 P1040037

コメント
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