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遺失したムササビ研究ノート4冊

2013年07月08日 | 出来事

 

隼人君のことである。

遺失か盗難か迷ったけれど、遺失にした。

顛末はかくのごとし。

家からJR広丘駅まで自転車で走り、電車に乗る、これが隼人君の通学スタイルである。

その日、ライフワークのムササビ研究をまとめる必要から、バックにいれたパソコンと研究ノートを自転車の前籠に入れて駅に向かった。

背中に大きなリュックを背負っていたという。

駅の駐輪場に自転車を入れ、パソコンバックをそのまま残して電車に乗ってしまった。

途中で気づき、引き返したけれど、自転車の前籠にバッグはなかった。

先生のアドバイスで、急遽地元新聞二紙に探し物広告を掲載していただいた。

実は、私がこの不幸な出来事を知ったのは、新聞広告を見た知人からの電話問合わせよってである。

広告「ムササビ研究ノートを見かけた方は、どうかお知らせください、私にとってかけがえのない大切なものなのです」

事件から10日余が経過したが進展はない。

バッグを持ち帰った人が新聞を読んだとしたら、多分迷っていると思う。

「実は私が」と名乗り出ることを望んでいるわけではない、数年間の昼夜に及ぶ研究過程を記録した、4冊のノートが戻ることが切実な願いなのである。

 

 

 

 

 

コメント (4)
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