谷筋の残雪が日々細くなる
88歳の義兄が、今朝眠るように旅立って逝った。
義兄には兄弟姉妹の長老として、大変お世話になった。
人の定めとはいえ、このように親族が欠けてゆくのは寂しいことである。
既に4人を見送った、兄弟姉妹の数だけこの寂しい思いを繰り返さなければならない。
新緑の先に見える岩山は、標高2000メートル美ヶ原の西端王ケ鼻である。
なだらかな屋上のような高原は、ここから一気に切れ落ちる。
山腹に突如あらわれた花群はニセアカシヤだ、
爪楊枝ほどの幼木が徐々に勢力を拡大し、周りの弱い樹木を侵略して行き、森林の癌という専門家もいる。
この樹木の増殖力の強さは恐ろしいほどだ。あと100年したら全山白い花に覆われるかもしれない
平地より10日余り遅れて咲く。良質な蜂蜜源として養蜂家にとって理想的な花だろう。
雲の穴から漏れ出す光の束
スポットライトに光る街並み
庭師さんがいった「ガマズミが咲く庭は珍しい」
確かによそでは見かけない花である。
元の木から野鳥が種を運ぶのだろう、庭の4か所で花を咲かせている。
ここは裏木戸 生活道路に面しているから多くの人は玄関と思っている。
梅花ウツギ
裏木戸に続く梅花イチゲの通り
昨日 日々順調に快方に向かっていると思われていた、娘の義母の訃報が昨日知らされた。
何とも口惜しいことである。主治医の禰津先生の危惧が的中した。
明日孫たちと一緒に車で酒田に向かう。
25年前の結婚式 多くの方々が既に鬼籍に移られた。
皆さん若々しい。 前列左から3人目が義母(佐藤ふみ)さん。
シャクヤク 佐藤ふみさんにささげる