常念が見える部屋から

ここから北アルプス常念岳が眺望できます。
季節の移ろいに写真を添えて発信します。

ゴム長修理

2013年11月30日 | 季節の便り

全面結氷 

連山晴天 強烈な放射冷却

ツノハシバミ 雄花

藪陰のガマズミ

池の掃除をと思いながら延ばしてきた、理由はゴム長に小さな穴があいてしまったからだ。

ろくに使わないのだが経年劣化したのだろう。無理もないことだ。

子供のころ 穴があいた靴を直してくれる商売があって、シーズンが来ると家々を回ってくれた。

靴の穴の周囲を軽石で丹念にこすり、小さな缶に入った刺激臭のあるゴム糊を指に着けて、磨いた部分に塗りつける。

一方孔塞ぎのゴム片は、古い自転車用チューブから切り取ったと思われる各サイズが小箱に入っていた。

その中から、穴に合わせたサイズを選び軽石で同じように磨き糊を塗りつける。

見物人は先に塗ったゴム糊が乾いてしまうのではとやきもきする。

糊に含まれる揮発成分がなくなった頃合いを見て手際よく貼り付け、掌で圧着する。

何度も修理するゴム靴はパッチワークのように色とりどりだ。

 

 

 

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池に初氷

2013年11月29日 | 季節の便り

 山脈は終日 雪雲に隠れていた

ヒヨドリジョウゴを草と思っていたけれど、昨年の蔓に新芽が出て生い茂る。

この冬一番の寒気が流れ込んで池の隅に薄氷が張って 畑に霜柱が立った、

奥山にはしんしんと雪が降り積もっているだろう。

山の実りは豊作だと聞いた、冬籠りの洞穴で動物たちはホクホクしている。

畑ある小さな農用ビニールハウスの雪害対策に支柱を立てた。

まだ先と思っていた冬用タイヤへの履き替えも、急いだほうがいいかもしれない。

夕刻 新聞の集金人さんが来て「雪が舞い始めました」と急いで帰って行った。 

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冬に向かう日」

2013年11月28日 | 季節の便り

強風が吹いて山は吹雪の様相

こんな夜は山から小僧がとんでくる 山の小僧はつるつるてんの着物に藁草履 だそうな

池の水面に吹き寄せられた落ち葉や紅葉 が浮いて、金魚の紅葉見物

 窓辺は小春日和

雲の切れ目からは日が差しているのに、突然時雨がやってきた。

お嫁さんが干していて行った洗濯物が、冬の薄日の中で、ようやく乾き始めたのにこのままでは濡れてしまう。

おばあちゃんは大慌てで下駄をつっかけて飛び出した。

そして転んだ。

おばあさんは、夕方勤めから帰った息子さんにえらくおこられた。

息子さんのおこる気持ちはよくわかるつもり、しかしおばあさんは悲しいからディサービスで涙をみせる

 

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常念 2景

2013年11月27日 | 常念100景

 11月27日

朝の山並みが妙によそよそしい 天気が変わる前兆

 こんな朝は槍ヶ岳だけが際立って明るい

 11月も残りわずかになった。

昼を食べて一休みし、外の出るともう日暮れ間近 何もする気にならなくて引き返した。

これは大変まずいことだ、1日が短時間で終わるように思えるこの頃である。

早寝早起きして新聞をよく読むようになった。

 

 

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落葉松の三景

2013年11月26日 | 季節の便り

 落葉松の枝を透して雨上がりの空が見える、季節が入れ替わる一コマ

 

梢の先に千里浜の海月のような白い残月 残り日を数えながら年内に片つける事柄を整理する。

雨に流された落葉松の落ち葉が、砂金を選り分けたように道路に貯まっていた。

砂金堀りが夢に見る情景

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時雨

2013年11月25日 | 季節の便り

木守柿

木守柿暖色 時雨に沈む集落午後2時、灰色の雪雲に隠れて常念は不動

 木守柿は来年もたくさん実が付くように、数個の実を残して木霊にお願いする、また小鳥や野に生きる動物のために残す布施という意味もあるようだ。

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ぼやの幻聴  アジア賞選考会

2013年11月24日 | 季節の便り

ぼや?

〇〇に火災発生というアナウンスが聞こえたような気がして、外を見ると〇〇の地籍に薄い煙が見えた。

しかし付近に人の騒ぐ気配はなく静かである。この煙は落ち葉焚きかもしれない。

ひょっとして幻聴があったと思うと寒くなる。

午後からアジア賞選考会があって出席し、審査委員の先生の言葉を聞き逃すまいと神経を集中した。

別段聴力の陰りは感じなかったので安心する。

いつもの定期便らしい機体が上空を行く。

どこを飛び立って、どこへ向かうのか、それが解ればもっと想像が広がるだろうと思った。

 

 

 

 

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常念と悲劇の真砂岳周辺

2013年11月23日 | 常念100景

快晴常念

大規模表層雪崩が発生した真砂岳付近(丸印)

軽いふわふわと降る雪が、雪崩に変身して襲い掛かる。

事故に合われた方々のご冥福をお祈り申し上げます。

 

 

 

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ルエリアマクランサ と柿取り

2013年11月22日 | 季節の便り

 ルエリア

 日常的に降りる霜で庭に咲いた花は、八つ手と琵琶を除いてことごとく萎れ、木の葉も落ちつくした。

植木屋さんが忙しくなる、我が家の刈り込みははいつごろになるのだろう。

長女が務めるディサービスで、干し柿用の柿がほしいから採りに来るという、木に登って取るのは大変だから思い切って柿の枝を下すことにした。

柿は再生力があるから初夏のころ、切り口から元気な若芽が伸びてくる。

長い梯子から枝に乗り移り、左手は枝につかまって体を支え、右手で鋸を引く。

たわわに実をつけた枝は重い、半分ほど切ると裂けて幹が大きく揺れた。

振り落とされないようにしがみつく。

切り取る枝はロープで結わえてある、宙づりにしてから静かに下した。

そんなことを数回繰り返したら疲れてしまった。

部屋の中でルエリアが華やかに咲いた。

朝ご機嫌が良くない常念

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アジア賞作文コンテスト

2013年11月21日 | ワイズメンズクラブ

 

午後4時西南方向の低い山に日が落ちて、暖かさは潮が引くように消えた。

第15回アジア賞の応募作品32点を読んだ。

アジア賞作文コンクールは、松本ワイズメンズクラブが創設した、アジアからの留学生へのささやかな支援事業である。

外部識者交えた選考会で選ばれた作品にわずかだけれど賞金が授与される。

応募者の国籍は中国 韓国 モンゴル 台湾 ベトナムであった。

彼らは云う 机に座っての勉強だったら母国でも同じことができる。

彼らは「かわいい子には旅をさせよ」を自ら実践し、留学という苦難に飛び込むことで成長出来ることを確信した。

 

 

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