常念が見える部屋から

ここから北アルプス常念岳が眺望できます。
季節の移ろいに写真を添えて発信します。

パソコンをもって

2012年07月31日 | 季節の便り

 

荷物になるけれどパソコンを持ってゆくことにした。

レポートの作成には必需品である。

あわよくばインターネットに接続もしたい。

国外でのインターネット接続の手引きを読んだ。

確かに日本の文字で書かれているが、それは日本語ではなかった、さりとて英語でもない。

全く新しい言語が羅列されていた。

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夏の思い出

2012年07月30日 | 季節の便り

山沿いの路から

50年前と殆ど変わらない景色をみたら、義兄はなんというだろう。

送電線の向こうに遠望する三角峯は王ケ鼻、美ヶ原高原の西端に位置する。

我が集落の、右斜め前方に位置する美ヶ原温泉郷、山裾に暑気を含み霞んで見える。

義兄お気に入りの温泉だった。

夏になると東京から若いお客がやってきた。

姉達が近くの美ヶ原高原で知り合った学生さんである。

夏休みになると毎年のようにやってきて、我家を拠点に数日を過ごしていった。

時には兄弟達と揃って山沿いの小路や、蛙が鳴き蛍が飛び交う畦道を案内することもあった。

言葉も所作も万事ハイカラな東京の学生さんである、同行しているだけで何か誇らしい気分になったものだ。

彼は見晴らしの良い高台から眺める景色を好んで、色んな質問をしてきた。

その問いに満足な答えができたかどうかわからないが、そんな時間を心待ちしたこともあったし、今でも同じ場所に立つと当時のことが鮮明に浮かんでくる。

やがて彼は姉と結婚し 私達の義兄となった。 

既に姉も義兄も故人である。

 

 

 

 

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お盆の準備

2012年07月29日 | 季節の便り

山沿いの道に咲き始めた ヤマジノホトトギス

盆暮れというように、お盆は一つの区切りとして受け入れられてきた。

8月に入れば、早速お盆の準備に入るのが普通である。

懸案の仕事を片付けたり、親類縁者の義理を果たし、雑草が伸び放題になっている宅地内の清掃、墓掃除も忘れてはいけない。

今年は8月の月初め10日ほど留守になるから、早めにお盆の準備を始めた。

こんな時期だから、外の仕事は朝の涼しい内に済ませるに限る

6時半から作業開始、手元に冷水を満たした水筒が用意してある。

樹陰に桜草を20鉢 鉢の半分ほどを土中に埋めた、乾燥を防ぎ、暑さを和らげる効果を期待する。

草丈40センチも延びた塀沿いの梅花イチゲを刈り取り、裏木戸の空間を覆い隠していたアジサイを剪定して、小さな野生動物たちに、ここは人のすみかであることを知らせなければいけない。

そして畑の空き地に除草剤を散布して10:30分に終了した。

 

 

 

 

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年間1回だけ開店するレストラン

2012年07月28日 | 季節の便り

幻の看板を探す

まぼろしのレストランは、高原に青く波打つトウモロコシ畑の迷路を抜けて、ようやくたどりついた。

レストランには1回限りのメニューに巡りあうことができる幸せな人達が続々とあつまってくる。

 

 

 レストランスタッフの皆さん いつも有り難うございます 来年のメニューが楽しみです

 

濃密でヘルシーな特別メニューを残らず平らげると、熱暑に打ちひしがれた体力気力が蘇える。

デザートは世界で一番といわれる、松本・波田下原(しもっぱら)中野農園の西瓜

その西瓜を半円形に必要な数量を切り分ける技術にも脱帽

 

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木イチゴ 

2012年07月27日 | 季節の便り

えびがらいちご 

野生種で、気まぐれで、実る時も、実らない時もある。

今年はよく実った。

 薮の中に突然発見して戸惑うことがある。

蕗の大葉を丸めた急造のコップに摘み入れて見たりしても、先の行程を考えると、胃の中にしまうことが一番だ。

手の平に山盛のせて口の中に放り込む。

栽培されたストロベリーとは一味も二味も違う

 

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盛夏の風景

2012年07月26日 | 季節の便り

アボカド影絵

玄関前でアボカドが西日をガードしてくれる。

昨年の晩秋 室内への出し入れに難儀して思い切って枝を落とした。

だから日除けとしてはいささか淋しい。

しかし よしずに比べて風通しは良いし、明るい

 

タチアオイ

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四番草のころ

2012年07月25日 | 季節の便り

夏の日没

田植えしてから2ヵ月の間に雑草を除去する「田の草取り」を4回行う。

水田に四這いになって稲の株間の雑草を取り除く。

炎天下の過酷な農作業である、夏休みになると当たり前のように田の草取りに駆り出された。

1番草取りに始まって、8月初旬の4番草が最後となる

生温かい泥土を、手の爪がすり減るまでかき混ぜて1日が終わる。

大人は2時間の昼休みを、茅葺屋根の風通しの良い大部屋で午睡し、子供達は大川で水遊びに興じた。

4番草のころになると稲の丈が伸びて、鋭い葉先が四つ這いの顔面を襲う。

帽子のひさしに網を下げて目を護った。

腰の痛みに耐えかねて途中で背を伸ばすと、後ろの親父がいう「まだ案山子は、いらないぞ」

日暮れが待ち遠しかった。

 

 

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ススキの刃

2012年07月24日 | 季節の便り

ススキ

ススキの葉の両側には鋭い刃物が隠されいる。

子供のころ小高い山の頂付近の緑の緩やかな斜面は萱場だった。

萱場は緑の草原にススキの小群れが点在し、ススキ(萱)は茅葺屋根の材料に、青草は冬の家畜飼料用に干草にされた。

その頃 集落内には大きな茅葺屋根が林立し、どこの家でも自慢の牛や頑丈な農耕馬が飼育されていた。

萱場は集落の貴重な財産で、総じて干草平(しくさでいら)と呼び、その植生は人の手で保護されてきた。

夏休みの午後 子供達は連れだって草原に集まり、日がな鬼ごっこやかくれんぼに興じた。

ススキの刃もなんのその、刃の草むらを走り抜け、刃の突き出た薮蔭に隠れた。

日暮れ頃、小鬼達の露出している肌には、無数の擦り傷が縦横に走っていた。

五右衛門風呂に入ると傷に湯がしみて、痛みが全身を襲う、歯を食いしばり涙をこらえて膝をふるわせた。

 

 

 

 

 

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夏休みが来る

2012年07月23日 | 季節の便り

 むらさきしきぶ

 樹蔭に式部がひっそりと咲いて7月も終盤に入る。

甲子園を目指した県高校野球選手権戦も昨日で終わった。

開け放たれた窓から冷風が流れ込んで目覚めると、夜明けまぢかの東方に、月と見まがうばかりの金星をみた。

夏至をとうに過ぎて、ひところより夜明けが遅くなった。

一度目覚めて、次の眠りに落ちるまでの間、夢と現の間を行き来しながら、午後の濃い草いきれの中に、ヤブカンゾウの花列がどこまでも続いている、遠い風景を思い出していた。

間もなく学校は夏休みに入る。

 

 、

 

 

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戻り梅雨

2012年07月22日 | 季節の便り

戻り梅雨様な天気が3日ほど続いて肌寒い朝もあった。

団体の会合や暑気払いが続いたりした。

はしりとは云え萩の咲く季節なのだ。

北欧スタバンゲルで開催されワイズメンズクラブ世界大会が1週間後に迫った。

旅行案内書によればスタバンゲルは既に秋であり、持参する衣類に注意が必要とのこと。

 

 

 

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