常念が見える部屋から

ここから北アルプス常念岳が眺望できます。
季節の移ろいに写真を添えて発信します。

木賊(トクサ)

2008年06月30日 | 季節の便り
雨の日曜日があけて青空が戻ってきた。
トクサの新芽がまぶしい。

トクサは砥草とばかり思っていた。
太めの茎を乾燥させ、切り開いて広げるとサンドペーパーになる。
鉛筆の芯を尖らすのに使ったし、女性が爪を磨いていたようにも記憶する。
狂言だったように思うかれど「信濃トクサで磨いた・・・」という台詞があった。
縦に伸びる緑の諧調が美しい
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雨に咲く花

2008年06月29日 | 季節の便り
義兄が悪徳業者に狙われて高額な寝具の契約をしてしまったと姉から連絡があった。
親しい友人に誘われての一泊旅行がその舞台で、若い女性の勧誘員の甘言に手も無く乗せられたらしい。
始末が悪いことに義兄は騙されたことにまだ気付かないことである。
姉が心配して、多少なりと医療器械に関係あるのではないかと、寝具の効力の信憑性を私に問い合わせてきたのである。
「そんの物効く訳がない」とは言いつつも、本当にその効果を信じて使ったら、もしかしたら多少は有効かとも思った。
「松本市消費生活センター」への相談を勧めた
悪徳業者があの手この手で高齢者に近づいき、法外な値段で売りつける消費者トラブルは一向に減らないという。
「今のお年寄りは皆さんお金持ちなんですよ」という言葉を聞いたこともある。


沙羅


花菖蒲


山法師



紫陽花
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高床式川床

2008年06月28日 | 季節の便り
サギ草


どんぐり橋付近の加茂川にせり出したた高床式川床で、涼しい風にあたりながら冷えたビールを飲んだ。気分は街中の屋上のビヤホールである。
いつか鞍馬の山中の、床のヨシズに清流のしぶきがかかるような場所で涼を楽しんだことがあった。
せせらぎと木漏れ日の中でこちらは自然を楽しむ川床であった。
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梅雨の蝉

2008年06月27日 | 季節の便り
花菖蒲

病気としての耳鳴り経験がないから実態は想像するしかないのだが、大変つらい病気らしい。
今朝耳鳴りで目が覚めた、ジーーーという音源の方向が定まらないかすかな音が、部屋の中に充満しているようで、そのくせ体を動かす小さな音にもかき消される繊細な音でもある。
窓をあけると 耳鳴りは急に大きくなって そこで気が付いた。
ニーニー蝉の季節であることを。
気がつけば7月がせまっている。
所属団体の会合が京都で開かれる、昼に出かけて、明日の昼に帰る。
ただし夜は老舗で京料理と聞いている。


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ツエッペリン飛行船

2008年06月26日 | 季節の便り
小さな夕焼け 北の大地のような夕焼けはめった見られない


ツエッペリン飛行船
過日 名古屋の空をゆっくりと移動する飛行船を見た。
大きな浮遊体の下に、コバンザメの子供のようにくっついた小さな箱が客室だという。
私は飛行船というとツエッペリンを連想する年代である。
液体を極く微量、正確に測り取って、別の容器に移す作業を分注といったように思う。
ピペットはそのために使う目盛付きの細いガラス管である。
ガラス管の先端に付けたゴムチューブを口で吸って液体を吸い上げる。
0.1ccとか0.05ccを手早く吸い分けることは、かなりの習熟を要したことだろう。
今では自動ピペットという便利な器具がある。
器具の先端を、計り取る液体に付けて、筒の上部のボタンを押して、離すと必要量を正確に取り込むことができる。
次に別の容器に向けて再度ボタンを押し、吸い取った量を排出する。
誤って劇毒物を口に吸い込むこともないし、誰でも精度よく分注できるから広く使われるようになった。
これらの器具は当社の取扱に入っていないけれど、有名なものにエッペンドルフピペットがあって、その商品名は業界紙の広告欄で良く見かける。
今朝もこの商品名が目に入って、名古屋の空のマンボウを思い出した。
ツエッペリン:エッペンドルフあまり似てないか!!
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浮花

2008年06月25日 | 季節の便り
浮花

ラズベリー


水面に浮く紗羅の落花は、睡蓮のように水の中から咲き出したように見える。
当り前のことだけれど、一日一日と時がたって季節が動いていることを実感する。
7月から始まる気の重い1年任期の役職も、瞬く間に過ぎ去るのかもしれない。
雨上がりにタケノコが出て、ラズベリーが色付き始めた。
梅の収穫も間近い。
これら収穫物の保存加工で、かみさんは目下大忙し。
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JR大糸線の思い出

2008年06月24日 | 季節の便り
木崎湖 稲尾駅付近

日曜日大糸線に沿って塩の道を神城まで走った。
残雪の五竜、白馬を期待していたけれど峰々は厚い梅雨の雲に終日覆われていた。
この大糸線は敷設工事が戦争で中断し、定かな記憶ではないが長野県北小谷駅と、新潟県平岩の間が繋がったのは戦後しばらく経ってからであった。
県の最北端のローカル線について何故覚えているかというと、それにはちょっとした訳がある。
小学校に修学旅行が復活(新設)された時、山国の子供たちに海を見せようという
気運が高まり、長野県に一番近い海糸魚川に最初の修学旅行が計画され、姉たちが参加した。
大糸線の全線開通以前のことであるから、一行は北小谷駅で下車し、山道を平岩駅に徒歩で向かった。
しかし、険しい道路が行く手を阻み、平岩駅での発車時刻に間に合わない事態になってしまった。
引率教師たちは、児童の荷物を最大限に担ぎ、児童ともども駅を目指して山道を必死に走ったという。
姉からこの修学旅行の話は何度も聞いた、そのほとんどは忘れたけれど、子供たちが集団で山道を走る様子は今でも想像できる。


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沙羅双樹

2008年06月23日 | 季節の便り
沙羅


沙羅の梢の小さな珠が日ごとに大きく膨らんで、心待ちする花の季節がめぐって来た。
朝露を含んだ花は、夕暮れを待たず端正に落ち急ぐ。
そんなに急いで、盛者必衰のことわりをあらわすこともあるまいに
梅雨模様に鬱積した心根が沙羅の風情に癒される。
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束の間の常念

2008年06月22日 | 常念100景
梅雨の雲間の一瞬

厚い雲が突然消えて、鋼鉄の彫刻を見るような山岳が現れ、次の瞬間に麓から押しあがる雲塊に飲み込まれた。
このわずかな間後方に聳える槍ヶ岳を見ることは出来なかった。

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ホトトギス

2008年06月21日 | 季節の便り
虞美人草

本格的な梅雨に入ってから、風に飛んだトマトハウスがようやく再建できた。
組立のコツを覚えていたので、時折降る小ぬか雨の中で、作業は順調に進んで短時間で完成した。
近くの山からホトトギスの声がしきりに聞こえてくる。
紅いポピーが都会の傘のように華やかだ。
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