夏が遠ざかる

日が落ちる位置が常念から大分南に移動した。
暑さのピークはこれからにしても、太陽の夏は遠ざかっていった。
今年も槍の穂先に落ちる太陽は観測できなかった。

夜咲く花が白いのは

夕暮れの淡い光の中にカラスウリの繊細な花が震えている。
夕暮れの街で、烏瓜の花のような衣装を着けた少女に出会った。

小さな栗

緑の葉の陰に、小さな杉玉のようなイガが付いている。
柔らかそうに見えるけれど、触ると痒いように痛い。
小学校は明日から夏休み

山百合の花のテントで

山百合が４５輪、一度に開花して賑やかだ。
花のテントに、カマキリが１匹住み着いた、
後２～3日で引越しになるだろう。

平穏に台風通過

台風が過ぎて夏の空が戻ってきた
雨にうつむいていた百日紅が、今朝はまぶしい。

台風の前

日本列島を覆いつくすような台風がテレビの画面からはみ出している。
ここはまだ静か、萩の走り花に、時折小雨が降りかかる。

シオデ 山のアスパラ

シオデはあまり見かけることが出来ない山菜なので、少し珍重されていた。
しかし、どんな料理で食したか記憶がない、それだけ希少種だったということ。
ぶどうの廃園に勢いよく伸びてているのを見つけた。

ゆうすげ

夏の日暮れを待って、ゆうすげが開く。
ノカンゾウの花と比べるから、どうしてもはかなげに見えてしまう。

早乙女花

酷暑の東京で２日暮らして逃げ帰った。日中の気温に大差はないけれど、ここの方が風がはるかにさわやかだ。
そのさわやかな風にサオトメバナが揺れている。
それにしても先人は、この可憐な花にむごい名前をつけたものだ。

常念の頂きに日が沈む日

７月２０日１８時３０分、常念に突き刺さるように日が落ちていった。
明けて２１日　酷暑の東京へ、勇気を出していざ出陣