常念が見える部屋から

ここから北アルプス常念岳が眺望できます。
季節の移ろいに写真を添えて発信します。

天地の境

2007年12月31日 | 季節の便り

標高差が雨と雪を分ける。
誕生した原点は雪だろうけれど、落下途中の温度によりその形態が変わる。
気象条件により、この谷間には歴然とした温度層が停滞することがあるのだろう。
平成19年が終わる。
平成が成人となる。
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雪の降る前に

2007年12月30日 | 季節の便り


大晦日は荒れるという予報である。
降るとしたら湿った重い雪であろうと、念のために松の枝をつっかい棒で支えた。
できれば兼六園ばりの雪つりをしたいという思いも少しはあったけれど、諸般の事情で断念した。
高低差のある地面にバランスよく三脚を組むのは思ったより難しい。
仕上がって見ると、踏ん張りといい、安定感といいすこぶる満足している。
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ねずみ哀れ

2007年12月29日 | 季節の便り

外の寒さから避難したのか、少し前から母屋に鼠が住み着いて、夜毎の悪戯が激しくなった。
このまま放置したら、主人のこけんに関わると、軽いゲーム感覚で捕獲作戦を開始した。
獣道?と思われる場所に粘着式捕獲器をセットしたが3日間戦果なし。
4日目 別の場所で台上の野菜をかじられた。人間との熾烈な生存競争の始まり。
作戦を変更し、台上の野菜を緊急非難させ、代わりにくだんの捕獲器を置いた、囮は熟柿一つ。
翌朝成果あり。冷たくなった犯罪者を見て、何故か歓喜より憂鬱感が増してくるのだけれど、正月用に調達した各種食料品の安全は確保された。
この罠は動物愛護上問題が多いと考えてしまった。



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南天

2007年12月28日 | 季節の便り

難を転ずるとして、必ず門松に添えることになっている。
葉と実の鮮やかさが新春の門を彩る。
玄関口に数年前移植した南天が大きく成長し今年はたわわに実った。
明日から1週間の休日に入る、この南天をちりばめて、門松を少し派手に飾りつけよう。

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寒い朝

2007年12月27日 | 常念100景

昨夜歳末特別警戒巡視があった。
警察、消防、町会、防犯、安協の役員が、歳末警戒に当たる各町会の詰め所を巡視し激励する。
毎年寒いのだけれど、昨夜は寒気団に放射冷却が加わって、震えながら5箇所の巡視を終えた。
こんな夜が明けると、きまって埋め合わせでもするように美しい山並が現われる。
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色変わりカクタス

2007年12月26日 | 季節の便り

近所に、接木をしたわけでもないのに春が来ると紅白の花が咲く桃がある。
我が家では、夏の管理がまづく、すっかり葉数を減らしてしまったカクタスに、少し花がついた。
ところが不思議なことに、同じ枝にピンクとイエローの花が一輪づつ咲いている。
全ての植物は、DNAとミトコンドリアと葉緑体により構成され、それらは薔薇は薔薇の花が咲き、百合は百合の花が咲くように自然の摂理により互いに配列されていると聞いた。
さすればこのカクタスは色を決める配列が、劣悪な環境下で少し変化したのかもしれない。

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そよご

2007年12月25日 | 季節の便り
雪とそよご


当地では榊として神事に供える。
正月三日の元始祭では、寒風が吹き抜ける社殿で、御祓いを受け祭壇に進み、そよごの玉串を奉奠する。
怠惰の悪癖を糺す年に一度の修練場である。
冷え切った体は、直会のお神酒を飲んでも収まらない。
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ケヤキ

2007年12月24日 | 季節の便り


ケヤキは雪をかぶって一段と大きく見える。
流れのほとりに生えていた、細いなよなよとした若木のことは良く覚えている。
それがいつか大きく枝を張り、日陰の面積を拡大し、不毛の耕地を増やした。
幹から何十節にも枝分かれし、そのはまるで循環人体模型である。









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雪の朝

2007年12月23日 | 季節の便り
山沿いの道

新しい雪を歩きたくて、まだ覚めきれない山沿いの道に新雪を踏んだ。
湿った雪が枯れ木に降り積もり、小道は青みがかった霧に包まれた。
冬至を過ぎて新しい息吹が聞こえてくるようだ。


枝文字

頭上を覆う辛夷の小枝が絡み合って、難解な象形文字を形づくっていた。




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干し柿

2007年12月22日 | 季節の便り

朝から細かな雪が降り続いた、小さな雪粒は何かに触れると、あるいは触れる直前に融けて木立にも屋根にも大地にも雪の痕跡をのこさない。
今年は暖かいのだと思う。
化粧箱に雪の小さな水滴が光るクリスマスケーキが届いた。
子供達が小学生の頃から続く好意である。
正月を前に干し柿がうまく仕上がっている。


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