冬のルビー

大きな自然災害や人災で多数の命や財産が失われ、世界中が涙にくれた１年
もし、もしこれがたった一人の犠牲者だったり、１軒だけが破壊波されただけだったら世界は瞬きするほどにも思わない。
しかし　自分だけが見舞われた不幸に、大勢の時よりもっともっと深い悲しみもあるだろう。
今年も冬のルビーが輝いて、もうすぐ大晦日。
来る年の吉凶を占う

雪をかぶったユキノシタ

早春に咲くヒマラヤユキノシタが今年はクリスマスに咲いた。
降りしきる雪の中で南天と紅を競い合う。

あけてクリスマス

快晴　プラント工場の煙突から、白い蒸気が真っ直ぐ空に向かって伸びている。
早朝５時　常念の右裾に赤い月が静かに落ちていった。
聖なる日の始まり

常念霧氷

冬至が過ぎてようやく冬らしい景色が見られるようになった。
常念の中腹から麓にかけて水平に白い帯状の模様が見える。
この朝、この付近に停滞していた霧が残した霧氷帯である。
遠見には雪であるが、日差しとともにはかなく消える霧氷である

常念黎明

冬の到来、張りつめた冷気が透明度を増した。
急激に夜明けが遅くなっている。
常念のいただきに日が射すのは６時５５分ごろ、冬至が近い。

冬の虹

１２月５日　常念の麓に鮮やかな虹を見た。
初冬の空に虹をて、何か徳をした気分になる。
露天風呂に入り、収穫祭の膳を囲む。

稜線が光る

午前６時２0分、槍の穂先が紅色に光る。
そして常念の稜線に美しい陰影が現れて、ここも夜が明け初める。