午後思い立って裏山に登る。
谷川のほとりで、盛りを過ぎたツリフネソウが迎えてくれた。
茸の季節、あわよくばと思いポケットにレジ袋を忍ばせた。
見晴らし台から北方を望む。右手前に赤屋根の山辺ワイナリ、左手前方の山際に美ヶ原温泉「翔峰」が小さく見える。
鹿の鳴き声に誘われて水番城後まで足を延ばす。
啼きかわしながら林間を駆けぬける数匹の日本鹿を見た。
城郭の崩れた石垣 松風の音
主郭跡 遥か西方の林城へ引水した用水路の管理砦があったといわれる。
山腹をぬって掘割水路、木樋、木管を巧みに組み合わせて導水したようだ。
秋の日が傾くと森の中は急激に陰りを増してくる。
夕焼け常念 林間に茸の姿は全く見当たらなかった。