常念が見える部屋から

ここから北アルプス常念岳が眺望できます。
季節の移ろいに写真を添えて発信します。

桜草

2011年04月30日 | 季節の便り

 

変形性膝関節症の受診日、患者さんが待合室から溢れるばかりの盛況である、連休前なのだから仕方ない。

杖なしで歩けるようになった事を報告し、溜まった水を抜いてもらいしばらく様子を見ることになった。

多分もう大丈夫だろうが無理はいけない。

遅れていた桜草が咲き始めた、この桜草は八王子の茂木さんに分けていただき三年目の春を迎えたことになる。

優雅に命名された幾鉢かの名品をいただいたけれど、ここの気候風土に合わない品種があって、株の勢いが年々弱くなるものもある。

寒さというより、土の性質や灌水、施肥のしかたにそれぞれの特性を持っているのかもしれない。

今年は花が終わった後の管理に注意するつもりでいる。

夢は桜草の群生である。

 

 

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ケヤキ萌えぐ

2011年04月29日 | 季節の便り

ケヤキ 萌えぐ

6月の大会会場となる長野県松本文化会館の前庭のケヤキが一斉に芽吹き始めた。

大会スタッフと会館を訪問し、会場となる中ホールの客席や、音響映像基機器の打合せを行った。

伝統と格式のあるイベントは肩がこる。

鎮守の祭り

何とまあ質素なお祭りだろう。

町会役員が拝殿に上がり、神主が祝詞を捧げ、御祓いを受ける。

境内は露店が並び、人で埋め尽くされた時代を知るものにとって淋しい想いがよぎる。

飾り灯篭も、幟も、散り残る桜も昔のままなのだけれど。

変ったのは 幟竿が木製からアルミポールに変り、365日建ち続けている。

 

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明日からGW

2011年04月28日 | 季節の便り

レンテンローズ

街路の桂並木に小さな葉が茂って新緑の季節を迎えた。

つい1週間前には満開の花の下で杯を傾けていたのが遠い昔のことの様に思えるほど、季節が忙しく移ってゆく。

正調に戻った鶯のさえずりが頻繁に聞こえてくる、庭先の巣箱にシジュウカラが営巣を始めた様だ。

明日からGWの連休に入る。

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エゾエンゴサク

2011年04月27日 | 季節の便り

エゾエンゴサク

変形性膝関節症は快方に向い、杖なしでも歩けるようになった。

軟骨が再生したのではなく、注入した潤滑剤が摩擦を和らげているらしい。

人体は頭髪から足の爪先まで何と精巧にできているものだろうとただ驚く。

大きな故障もなしに74年間良く動いたものだ。

蝦夷エンゴサクが咲いている、稚魚が餌をねだっているようだ。

6月初旬開催の大会参加申込みの締切り日が迫ったけれど、数字がどうもおもわしくない。

後3日間の勝負

 

 

 

 

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変形性膝関節症

2011年04月26日 | 来し方

ワサビ

家に向かって緩い坂道を下っている時、突然左膝が小さな音を立てて爆発したようだ。

静かにしていれば痛みはないけれど、左膝に掛かる力の加減で、へたり込むような激痛が襲う。

家まで這うようにして帰った。

整形外科で診察を受け、典型的な「変形性膝関節症」と診断された。

これは病気ではない、関節構成部品の一つ軟骨の摩耗である。

レントゲン写真に映った関節の影絵には軟骨の残滓が薄く映っていた。

痛み止めと、潤滑剤成分を服用し、激しい運動は避け、膝をいたわる様に。

合わせて関節を包む筋肉を鍛えるように言われた。

「これ以上進行したらどうなりますか」

先生は「人工関節へ置換することになるでしょう、最近人口関節の進歩は目覚ましく、素晴らし関節がありますよ」と人工関節営業部の担当者が喜ぶ様な事を云って片眼をつぶった。

驚かさないで下さい でも当社の売上に貢献するのも悪くない

 

 

 

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気がつけば二輪草の季節

2011年04月25日 | 季節の便り

大きなイベントを控えて 花に追いかけられているようだ

どんなに長く咲いていて欲しいと願っても、季節の花は留まってくれない。

時間が過ぎてゆくのも同じことだ。

終わってしまえば、ただそれだけのことなのだが、そこに着くまでの時間の何と長く、又短いことか。

 

 

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ウコギ飯

2011年04月24日 | 季節の便り

うこぎの新芽

 ウコギの新芽は鋭い棘で守られている。

鮮やかな新緑の芽を摘み取る時、棘に刺されないように、棘を新芽と一緒に収穫しないような注意が必要だ。

ちょっとしたコツを覚えれば苦もないことだけれど、棘ゆえに素人はウコギを敬遠する。

慣れれば小さなざるを、染まるような若緑で満たすのはさほど難儀なことではない。

摘み取った若葉は水洗いし、沸騰した湯をさっとくぐらせる、緑がさらに冴えわたるから不思議だ。

再度水洗いして絞り、荒く包丁を入れ、器にとって塩だけでで味付けする。

この中に炊きたてのご飯を入れてさっと混ぜ合わせる。

色が嬉しい香り高いウコギ飯の出来上がり。

 

 

 

 

 

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「今花咲爺」 弘法山桜の園

2011年04月23日 | 季節の便り

泉小太郎

古墳を彩る

小太郎は母なる竜神の背に乗って、湖の北方にそびえる岩山を突き崩し水路を開いた。

湖水は奔流となって北に流れ日本海に注いだと伝えられる。

水の引いた湖底は時を経て広大な沃野に変り、豊かな村々が生まれた。

松本平誕生伝説である。近辺からは貝類はいうに及ばず、巨大なクジラの化石が往時のままの姿で発見されている。

一方 近年松本平随一といわれるこの弘法山古墳の桜の園一帯は 、以前偽アカシアが繁茂する荒れ山であった。

 市内の奉仕団体が周年記念事業でこの荒山に桜を咲せるという壮大な計画に挑んだ。

「今花咲爺」である。

それは苦難を極めた、強靭な棘を持つ偽アカシアとの格闘であったともいう、針山は長い年月を経てわずかづつ容貌を変え、山はやがて薄紅色の衣に覆い尽くされる日を迎える。

その奉仕団体こそ334E地区「松本アルプスライオンズクラブ」である。

 

 

 

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幸運を招く鳥

2011年04月22日 | 季節の便り

 

外国では フクロウ(ミミズク)が幸運を呼ぶ鳥として崇められていることを知った。

中央のクリスタルガラス製は何かの記念でいただいたペアである、光に反応して表情が変わるから飽きることがない。

左右のぬいぐるみはラベンダーの香りをふくよかに醸し出す逸品で、これは最近のいただき物である。

村の 神社の境内にあった欅の古木は、落雷で樹形を大きく変えたけれど、強い生命力で、四季を彩っていた。

変形した幹に落雷の後遺症だろうか洞穴ができていて、その洞は毎年春になると帰って来るミミズクの営巣場所と決まっていた。

時々暗い洞から親ミミズクの顔がのぞいて、本当に獣の耳のようにツンと立った2枚の羽が印象に強く残っている。

ミミズクは神聖な鳥として扱われ、洞に向けて投石する不届きな子供はいなかった。

それにはもう一つの理由があって、子供たちは、ミミズクが悪戯する子の目の玉を情け容赦なく抜き取り、食べてしまうという恐ろしい言い伝えを信じていた。

夜行性のミミズクは夕方から寂しい声で鳴いた、それを聞いた子供たちは我先に家路に急いだ。

 

 

 

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馬鈴薯の植えつけ

2011年04月21日 | 季節の便り

 

鹿よけのネットを張った小さな畑に馬鈴薯を植えた、畝の間を小型の耕運機が使えるように広く取った。

馬鈴薯の種類は男爵がほとんどであったが最近新しいハイカラな名前の品種が沢山出回っている。

我が家ではここ数年「きたあかり」が主力品種である。

梅雨の頃美しい花が咲く。

北海道で峠を越えた時、緩やかな起伏が幾重にもかさなって地平線の果てまで続く花ざかりの馬鈴薯畑を見た。

ここでは馬鈴薯の花を摘むのが常識になっている、その分芋に養分が回るのだという。

忙しさに花を摘むことが出来ないこともあったが、芋の収穫には差がなかったように思う。

 

 

 

 

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