常念が見える部屋から

ここから北アルプス常念岳が眺望できます。
季節の移ろいに写真を添えて発信します。

早乙女草 

2009年07月31日 | 季節の便り
早乙女草

瞬く間につつじを覆い尽くしていた「ヘクソカヅラ」を取り除いた。
春先に根こそぎ駆除したと思っていたけれど、再生力が強くその成長は旺盛である。
つるが強靭な分はぎ取るときは都合がよい、しかしこの匂いはいただけない。
この悪臭がなんとも無粋な名前の由来なのだろう。
人の嗜好は時代とともに変化するものらしい、、いつの日か可憐な花早乙女草とともに、この香りが万人に愛される時が来るかもしれない。
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夜盗 出没

2009年07月30日 | 季節の便り
収穫間近の畑で

人家に隣接した畑のトウモロコシがうまい具合に育って収穫期を迎えた。
先日も脇を通りながら、ハクビシンに見つからなければよいがと、無防備な畑を人ごとながら心配をしていた。
今朝も同じ道を通ると、いつもと様子が違う、近づいてみるとやられていた。
収穫適期の房を選んで狙い撃ちである。
このトウモロコシ畑は、霜害を避けて播種した時から、今日までその成長過程をつぶさに見てきた。
やっぱりという思いはぬぐえない。


先回りされた

これは単独犯ではない、家族による集団行動と思われる。
ハクビシンは、ごく身近に住んでいる割に姿を見ることはまれで、神秘性が漂う生物である。
だから鹿ほど憎しみの対象にならないが、トウモロコシ好きには困った存在である。
その上、犯人が我が家の天井裏に住みついているとしたなおさらである。
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ヤブラン

2009年07月29日 | 季節の便り
やぶらん

花とも思えない小さな粒粒だけれど、秋にはそれぞれが光る黒玉になって冬を迎える。
雨の多い季節、雑草に埋もれた薄紫の茎の色にはっとすることがある。
この色にひかれて、山の藪影から庭のあちこちに移植した、増えることもないし絶えることもなく今に至っている。
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天竜村の山百合

2009年07月28日 | 季節の便り
近在では多分ここだけに咲く山百合

天竜村は長野県の南端に位置し、村内を天竜川が流れ、愛知県と静岡県に接する人口1800人の桃源郷である。
お茶が栽培できる温暖なこの村で生まれた友人から、ある年の秋 松茸狩りに誘われ、家族で一晩ご厄介になった。
その夜 囲炉裏を囲んで聞いた草原に咲く大きな白い山百合のことが気にかかって、日ごとに膨らんでいった。
以心伝心 次の年の晩春に10センチほどに成長した山百合の苗を届けてくれた。
もうかれこれ30年も昔の話である。
気候が違うから育たないかもしれないと言われたけれど、この地の草叢に適応し群落を作り今年も盛大に咲いた。
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鹿 2頭捕獲

2009年07月27日 | 季節の便り
アマガエル
毎日雨が降ってご機嫌である。

不安定な天候が続くと、人心が不安定になる様だ、災害のこと、農作物のことなど心配してもしょうがないのだけれど、人が集まると話題はそちらに流れて行く、しかし 不思議なことに話している人の表情は以外に明るい。
 農作物を食い荒らす鹿を捕獲するために罠が仕掛けられた。
狩猟免許取得者が合法的に獣道に仕掛け、罠は動物の四足を狙うワイヤーで構成されている。
万一人間に絡みついても、手を使って外すことができるが獣にそれはできない。
私のいないとき、近所で2頭捕獲できたという。
見物に行った人の話では、ワイヤーの伸びる範囲を暴れまわって、ワイヤーが食い込んだ足首から血を流していたらしい。
被害を受けていた農家の人達も、その哀れな姿をみて早々に引き揚げたという。
見なくて良かった。
他の鹿たちへの見せしめのため、しばらく放置した後、銃殺し穴に埋めたと聞いた。
その翌日同じ地域で、別の罠にかかった鹿も同じ運命をたどった。
絶滅を危惧される獣と、増えすぎを危惧される獣がいるのだけれど、何かのちょっとした行き違いで、鹿の絶滅が危惧される事態が発生することも、充分ありうることだろうと思ったりした。






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親子ひろば

2009年07月26日 | 季節の便り
ソウメン流し

15センチもある青竹から7メートルほどの樋を手際よく仕上げ、適度に傾斜をつけて設置した。
子供達の背丈に合わせた樋の中を、絶妙のバランスでソウメンが流れてくる。
大人達もこの日はみんな優しくて、下を向くと溢れだすほどお腹が膨らんだ。

マスつかみ

簡易プールに放されたニジマスとウナギを追って、子供達の歓声と悲鳴が上がる、
水中で触るウナギの感触には、一瞬ドキリとする不気味さがある。
夕立が音を立てて降り始め、大人たちは心配顔だけれど、水が怖くて魚がつかめるかとばかり、子どもたちは魚影を追って元気いっぱい。




コメント (2)
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夏の花 トテコッコ

2009年07月25日 | 季節の便り
ヤブカンゾウ(トテコッコ)

掃いたように綺麗に草が刈られた畦道に、トテコッコの花茎だけが伸びて一斉に咲き始めると、子供たちの待ち遠しい夏休みがやってくる。
今日から夏休み、当地区で親子ひろば祭りが開催される。
主催は公民館と町会及び農協である。
木材から削り出すマイスプーン作り講座、流しソーメン 魚のつかみ取り スイカ割り 花火大会等 子供たちが喜ぶ行事が並んでいる。
町会役員による子供達へのサービスナイトなのだ。

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純粋な野生

2009年07月24日 | 旅先の風景
オラウータンの母子

ボートクルージング中に運よく食事中の親子に遭遇した。
ガイドも興奮気味だった。
動物園で愛嬌をふりまくお猿さんと違って全く無愛想、その動きにはサービス心の片鱗も見えない。
かろうじて写した写真は、だまし絵の様になってしまった。
オラウータンの大きな特徴は、身長の約2倍もある長い手(前足)である。
ヒントを手掛かりに、写真を半眼で見続けると、そこに母と子の絆が見えてくるかもしれない。


空飛ぶ宝石カワセミ

日本でみるカワセミより一回り大きいと思った。
揺れる船の上からズームで引き寄せて写したから私の腕の限界である。
飛び去る時、金属様の光沢に極彩色が映えて息をのむ美しさがあった。
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ヤモリとマングローブ

2009年07月23日 | 旅先の風景
やもり

スカウ村の夜は本当に暗い、外灯の薄暗い光に虫が集まってくる。
ヤモリがその虫を狙って何匹もライトカバーに張り付いている。
まるでガラス工芸品である。
その動きは敏捷で人が近づくと素早く後ろ側に隠れる。
虫の集まるところはどこにでも出没し、ベットに寝転がって天井のヤモリを数えたら10匹以上がいた。しかし 落下することは絶対にないと断言できる。

信州メヒルギ 

河口付近のマングローブの森は壮観である。
とても我が家の鉢植えと同じ植物とは思えない。
それでも枝先の新芽に目を凝らすと、まちがいなくメヒルギの新芽である。

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天狗猿に会う

2009年07月22日 | 旅先の風景
天狗猿

森になかには何種類ものイチジクが茂って、それぞれに実る時期が違う、猿たちは熟した実を追い季節毎に森の中を移動するという。
ベテランのガイドはいつどここに行けばどんな動物に会えるか熟知している。
ガイドが狙ったこずえに天狗猿が群れていた。


サンダカンの浜木綿


サンダカンの浜木綿は心なしか はかなげだ。
海に続く丘の上に色とりどりの花に囲まれた瀟洒な住宅が立ち並び豊かな国を思わせた。
しかし 小さな川の河口に広がる湿地帯に、板切れと破れトタンの粗末な小屋が立ち並び、継ぎはぎだらけの桟橋がそれらの家々を繋いでいた。
富を求めて移住してきた人達の仮の住まいだという。
本当に仮の住まいであってほしいと思う。
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